刺激ビリビリ(The Biribiri Fantasy)

日々、刺激を受けたことを書き綴っています

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アニメの魅力

もともとガンダムは大好きでしたし
漫画を読むことも大好きだったのですが、
ここ5〜6年くらいどっぷりと最近のアニメにハマっています。

しかし、残念ながらまだ、世間一般の人には
アニメに対する偏見が強くあるように感じます。

そこで今回は、僕なりに『アニメの魅力』について
書いてみたいと思います。

まだアニメ作品をあまり見たことが無いという方や、
自分はアニメが好きだけど周りの人にその良さをなかなか
理解してもらえないという方、宜しければひとつの意見として
参考にしてください。

過去のブログを読んでいただいている方はお分かりだと思いますが、
もともと芸人をやっていたということもあり、これまで僕は
けっこう刺激的で特殊な環境で生活をして来ました。

そんな僕が世の中の様々な刺激に慣れ始めた30代に
どっぷりとハマったアニメの世界・・・

その最大の魅力は、
「ある程度のお金をかけてテレビという大衆メディアで
発信できるのに、最大公約数のユーザーを無視して作れる」
という部分ではないかと思います。


アニメというエンターテイメントは基本的にBD/DVDや関連グッズを
買ってくれるごく一部の視聴者しかターゲットにしていません。
大勢のスタッフを使い地上波でオンエアできるのに、
最大公約数の視聴者を無視して作れるのです!

裏を返せば、最大公約数の視聴者を無視できる代わりに
狭い視聴者層の中で、どれだけの人に
「お金を出してでも手元に残したい」と思わせる作品を
作ることができるか、という部分を一番求められる
ということでもあります。

常に新しいことに挑戦し続けることが大切なエンターテイメントで、
すごく大胆に尖った刺激的な作品が生まれやすい
環境だろうと思います。
娯楽作品としてなかなか稀な環境です。


バラエティー番組で言えば、CSでやるようなコアな内容なのに、
しっかりとお金をかけて地上波でやっているようなものです。

『斬新な作品』を作る上では、こんなに贅沢な環境って
無いんじゃないかと思います。

以下、アニメというジャンルでどれだけ斬新なことが
行われてきたのか、これまでに僕が衝撃を受けたほんの一例を
ご紹介したいと思います。



まずはベタベタな例で恐縮ですが『エヴァンゲリオン』。


地球を守るヒーローであるはずのロボットが気持ち悪い。

戦闘シーンに延々とクラシックを流す、

ハッピーエンドの後にすごくミステリアスで後味の悪いシーンを
一瞬だけ見せて終わる、

包帯を巻いている女の子がエロく見えるんだという発見、

製作時間がないことを逆手に取ったエキセントリックな
演出の数々・・・


アニメ界のみならずドラマや映画、音楽シーンやCMに至るまで
様々な分野に大きな影響を与え、
『ダウンタウン作品』や『手塚治虫作品』などと同様に
エンターテイメントの歴史を変えた作品で
その素晴らしさは上げていけばキリがないのですが、
僕が何より衝撃を受けたのは、エンディング曲を何度も
レコーディングし直してる、という点でした。

『フライミー・トゥー・ザ・ムーン』という洋楽を
エンディング曲として使用しているのですが、
もともとは原曲を使用していたところを
ヒロイン役の声優さんに歌わせて、しかも何度もレコーディングをし直して
「今回のレイはこういう状況だったから、こういう気持ちで歌ってくれ」
っていう演出がされていたんそうです!!
なんとこのエンディング曲は歌い手違い、ミックスバージョン違い
合わせて、全26話で14バージョンあるんだとか・・・・。

2話に1曲以上ですよ!?
同じエンディング曲、レコーディングしたり作り直すの!!
こんなこと、地上波のドラマでありえます!?
それをやって喜んだり、そもそも気がつく視聴者、
きっとほとんどいないですよね!?

僕は、ここまで機転が利く上に演出にこだわっている監督さんも
それをさせてくれる環境も他に見たことがなかったです。

こんなことをできちゃう、やっちゃうのがアニメというジャンルで、
これに気がついて好意的に受け入れるのがアニメファンなんですよね。



もうひとつ、ベタ過ぎるのですが近代アニメの代表作を
紹介したいと思います。


『涼宮ハルヒの憂鬱』。

ひとことで言えば、平成の『うる星やつら』とでも言ったところでしょうか。
名前くらいは聞いたことがある方が多いだろうと思いますが・・・

話題になったエンディングのダンスはもちろんですが、
最も斬新だったのは、監督より責任ある立場としてクレジットされた
「超監督・涼宮ハルヒ」の名前。

ヒロインの破天荒なツンデレ少女の名前なわけですが、
スタッフたちが「きっとハルヒなら自分を一番責任のある立場にしろ
と言うに違いない」「そしてもしハルヒが最高責任者だったら
どんな演出をするだろうか?」ということを話しあったそうです。

そして辿り着いたのが、
「時系列を無視してハルヒが好きそうな話から順番に放送する」
という、前代未聞の演出。

とにかく話数を無視して、ハルヒが好きそうな話から順番に
オンエアしていったんです。
もちろん、毎週話はつながっていません。
なのに、DVDで見返したらちゃんとつながっていたわけです!!!
繰り返しになりますが・・・・

こんなこと、地上波のドラマでありえます!?!?
これを手放しで受け入れる環境、他の娯楽作品でありえます!?!?


『ハルヒ』の斬新な演出は再放送にまで及びます。

再放送はなぜか新番組扱いで、もともとワンクールだった作品なのに
2クールの期間が予定されたいました。
その再放送は本放送のときに無視されていた時系列を守って
放送されたのですが、なんとその再放送中、合間合間に
新作エピソードが挟まってきて2クールやるという衝撃的な展開でした。
もともと時系列を無視して放送していたからこそできた、
奇跡的な再放送&新作発表です!!!
再放送をこんな形で利用するなんてアイディア、仮に普通のドラマで
思いついたとしても絶対に実現しないですよね!?!?



ご紹介したのはほんとにほんの一例です。
繰り返し申し上げている通り、アニメというジャンルは
「新しいことをやったもん勝ち」、むしろ「やるからには
何かひとつでも新しいことをしなくちゃいけない」という
ものすごくストイックな冒険心に満ちたエンターテイメントなのです。

芸人がネタで「自分たちにしかできない新しいことに挑戦する」という
若手時代の最もオフェンシブな姿勢を、大勢のスタッフでテレビという
メディアを通じて、3ヶ月、ないしは半年かけて挑戦し続けている
各アニメ作品。

スラムダンクの山王戦でまったくセリフが無い回に受けたような衝撃が
様々な作品に当たり前のように含まれているんです!!!


それ以外にも、他のアニメ作品のパロディが満載で、
アニメを知っていれば知っているほど楽しめるという
アニメ界全体でユーザーを包囲する構造。

シーンやカット割りが増えれば撮影に時間がかかる実写と違って、
アニメは動いた絵を作るならシーンが増えようがカット割りが
増えようが労力はほぼ一緒ということで、ストーリーがどんどん
展開していくスピード感などなど、アニメならではの魅力は
たくさんあります。


そろそろ映画やドラマに飽きて来たな、という方や、
「どうせ大人になりきれないダメな中二病の人や、
3次元の女子に相手にされない童貞が見るものでしょ?」
というアニメに激しい偏見を持っている方!!!

騙されたと思ってアニメを見てみてください!!!
最初の取っ付きずらささえ慣れてしまえばもう、
他のエンターテイメントには無い
これまでにまったく知らなかった刺激の宝庫ですから!!!



ちなみに、これまで恋愛ドラマや少女漫画にしか興味が無かった
という女性には、必ず最初は『スクールデイズ』を見るように
勧めています。

こんなに男女それぞれのダメな恋愛観が顕著に描かれている上に
ジェットコースターな恋愛作品、他になかなか無いんじゃないかと思います。

そして子供の頃、魔法少女モノが好きだった方には
『まどか☆マギカ』もオススメです。
子供が見たらトラウマになりそうな大人向け魔法少女アニメで
最近のアニメの斬新さが一発で分かると思います。



※ところどころ聞いた話だったり、若干拡大解釈をしている部分も
あるかもしれません…あしからず。

September 20, 2011 | 固定リンク | (このエントリーを含むはてなブックマーク)

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コメント

名前だけは聞いたことのあった『涼宮 ハルヒ』
見てみたくなりました♪
我が子には、影響を残さないように
お昼寝中にチャレンジしてみようと思います♪

投稿者:ま at Sep 21, 2011 10:07:00 PM

ハルヒは子供が見てもおおむね大丈夫ですよ!

投稿者:(石) at Sep 22, 2011 12:56:48 AM

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プロフィール


  • 石舘 光太郎
    1974年5月27日生、B型。
    いちおう放送作家。
    田園調布で男5人シェア生活中。