★★★ URLが変わりました。新URLはhttp://kotoripiyopiyo.com/です。お気に入りの登録変更などよろしくお願いします。(詳細)。 ★★★

« 新 永谷園のお茶づけ海苔の食べ方
古 » 2週間で2kg減りました

「おたく:人格=空間=都市」のカタログが届きました

いやー届きましたよ。何がって、これ↓

Otaku2004100301_1おたく:人格=空間=都市 ヴェネチア・ビエンナーレ第9回国際建築展-日本館 出展フィギュア付きカタログ

イタリアのビエンナーレというアートイベントの建築版の方に出展されたヤツの、カタログです。

Amazonから、事務所に届きました。周囲の同僚の、北極のように冷たい視線をよそに熟読。
そして思いました……いやマジで革命的にすごい。

何がすごいって、まずはコンセプトがすごい。日本の「オタク」空間を、オタクの部屋から、秋葉原、コミケ、ネットコミュニティへと有機的につなげていって、紹介するんです。
その紹介用に使っている写真は、本物のオタク部屋やコミケ風景。一切の虚飾ナシの、リアルな、そのまんまのオタクワールドを、イタリアのビエンナーレで堂々展開ですよ。

フィギュアもすごいよくできてる。表紙画像は、小学生の女の子みたいなのの股間にモザイクがかかってるんですよ。
全世界的にロリコンを規制する動きがあるというのに、このアヴァンギャルドさ。これを見たヨーロッパ人はいったい何を思うんだろう。唖然とするのか、全く新しい表現に感嘆するのか、あるいは常識を超えたインモラルさに激怒するのか。
考えただけで愉快でなりません。
フィギュア自体は、細かいところまでよく作られていて、しかも全体のバランスも素晴らしく、日本のこっち方面のクオリティの高さを、余すところなく見せつけた格好になっています。そうそう、股間のところは、ちゃんとパンツ履いてますから!

写真を撮って載せようと思ったんだけど……いや、これはぜひ、買ってみてください。特に今までオタクっぽいものに興味を持てなかった人たち。このカタログ1冊で、コアなポイントをとても効率的に押さえることができると思います。

僕はこのカタログを見て、胸のすく思いをしました。今まで、オタク的な感性を世界のアートシーンに発表してきた人といえば、村上隆じゃないですか。でも僕は、あの人の作品が、イマイチ好きになれなかったんですよね。本来は欲望むき出しで、場合によっては目を背けたくなるようなこのシーンを、なんだか外国向けに、都合よくカッコウつけて見せてるだけな気がして。それなのにオタク文化代表みたいな自己PRをしている気がして。
この「おたく:人格=空間=都市」は、そんな村上隆的な戦略に対してNOをつきつけていると思うんです。そして、それが良いものかどうかは分からないんだけど、本物のオタクを、剥き出しのまま見せつけてる気がするんです。

どうも、イタリアで行われている展覧会も、すごいことになってるみたいですよ。入り口にいきなり2ちゃんねる風AAが飾ってあったり(元祖はあやιいの油谷ですか?詳しい人すいません)、アニメポスターがすっかりアート思考のヨーロッパ人に晒されていたり、ヴァルキリーの3段変形もしっかり紹介されていたり……
 
 
 
い、行きてえ、すげえ行きてえ!
 
 
 
イタリアに住んでたら、ぜひ行ってください! そしてそこにいる人々と、この禍々しいけれど確かに新しい極東の文化について語り合ってください! そして結果を教えてください! お願いします(ということで、この記事を、美味しそう系blog最右翼の「うちの食卓 Non solo italiano」にトラックバックしておきます)。

おいそれとイタリアに行けない僕のような貧乏暇ナシは、泣く泣く、カタログを購入し、公式ページを眺め回す程度で、諦めますから……

最近の記事

« 新 永谷園のお茶づけ海苔の食べ方
古 » 2週間で2kg減りました


トップページ

全バックナンバー(よりぬき小鳥、月別、カテゴリ別)

このページの一番上へ


コメント一覧

わはははははははは!
小鳥さん本当に買っちゃったんだ!
勇気あるなあ……。

野村総研の調査でもヲタク産業はデジカメ市場を越えており、
「もはやニッチではない」とかいう記事を最近目にしましたが
ニッチでない、どころか、この国の一つの文化として国際社会
に晒してしまうとは。
この企画を立案して実現した人間の顔を見てみたいものです。

ちょうどそのころヴェネツィアへ行きます。
でもビッグサイトや秋葉原で見られるものを、あえてイタリアで見てモナーと思っています。

村上隆のくだり、僕も同感です。
彼あってのコレな気もしますが。

新宿のBOOK1に、そのカタログが平積みされていました。
思わず手にとって、そのモザイク部分を見てしまいました。
ああ。

この建築展、WBSで紹介されてましたね。

掛け軸に大きく「萌え」とか書いてあったりしてて、
「あぁ・・・いつかアキバにヲタ外人がやたら集まるクラブが出来たら面白いのに・・・」
などと妄想してしまいました。

コメント投稿

※承認されるまでコメントは公開されません


はてブ(実験中)


トラックバック

◆この記事用のトラックバックURL:
※トラックバックが反映されるのに時間がかかる場合があります
http://www.typepad.com/services/trackback/6a00d8341bfbdf53ef00d834214c5e53ef

◆トラックバックしてくれた記事一覧:

» オタクって何だろう?(Richstyles!より)
木村剛さんの「古き良き時代の秋葉原はどこに行ってしまったのか?」を読んで思った。21世紀のオタクってなんだろう?インターネットが現れる前だったら、なんとなく「あいつはオタク... >>続きを読む

» おたく:人格=空間=都市 @ ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展(The Deprssionist's Blog@WebryBlogより)
ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展・日本館(リンク先はさいもんさんの日常/非日常Blog)のことを、先ほどNHK-AM1ラジオでかなりの時間をさいてやっていました。 >>続きを読む

» オリエント工業ショールームに行ってみた。(日本全国・見たいもんはみたいぞの会より)
で、所用というのはこれなわけだったりします。 オリエント工業ショールーム こんな >>続きを読む

» 立ち上がれオタクの構成員たちよ(おげふぃんな僕Onlineより)
■「おたく:人格=空間=都市」のカタログが届きました ■「海外で売るもんなのに平然とこーゆーギミックを!凄いぜ海洋堂!いいのか日本!ロリコンは病気です」by EARL.BOXさん ■�... >>続きを読む

» 発信箱:「OTAKU」が変える 高橋豊・専門編集委員(MSN-Mainichi INTERACTIVE)(アニメ関連ニュースより)
イタリアはベネチアで開催中の第9回国際建築展。特筆すべきは… ... >>続きを読む

» オタク展覧会。(怠け羊をめぐる冒険。より)
ぶえっくしょん!!(>A >>続きを読む

» ヴィエネチア・ヴィエンナーレの古今東西(某月某日ある広告プランナーのBLOGより)
先日、小鳥(a little bird)さんのBLOGでヴェネチア・ビエンナーレ第9回国際建築展 日本館のカタログが紹介されていて、 その日本館のありえないテーマ「オタクワールド」に度肝を抜かれました。 今、当地では大きな反響と共に大いなる問題提起がなされていることでしょう... >>続きを読む

» おたくとヴェネチア(☆21st Century Comedyより)
美術で有名なヴェネチアビエンナーレですが、建築部門もあります。 美術展が開催されない年に行われています。 その建築部門の日本館の展示のパンフレットが日本でも買えます。 その... >>続きを読む

» びっくり! 「おたく」展(てつろぐ。より)
ふと写美(東京都写真美術館)のメールマガジンを読んでいたら、「おたく」展が日本に >>続きを読む

» びっくり! 「おたく」展(てつろぐ。より)
ふと写美(東京都写真美術館)のメールマガジンを読んでいたら、「おたく」展が日本に >>続きを読む

« 新 永谷園のお茶づけ海苔の食べ方
古 » 2週間で2kg減りました


トップページ

バックナンバー一覧(よりぬき小鳥、月別、カテゴリ別)

このページの一番上へ

お知らせとか

よりぬき小鳥

たぶんオススメしてもいいんじゃないかな…という記事の一覧です。
↓↓↓

最近のトラバ

Twitter Status :

よりぬきレビュー

» もっとレビューを見る
rss.gif
旧小鳥ピヨピヨのはてなブックマーク数
小鳥ピヨピヨのはてなブックマーク数
Powered by TypePad