ちょっと今アメリカ(サンフランシスコ)にいるので、全く日本のアニメに興味がない米国在中の白人女性に、「もえたん」を渡してきました。
渡したのは「moetan 2」の方。「もえたん」みたいに、「オタクだったら大爆笑、それ以外の人は意味が判らない」例文がたくさんある本を一緒に見ながら、日本の事情を説明して、笑おうと思ってたんですよ。
ところが……大誤算が……
なんと、「moetan 2」は、「もえたん」より笑いの要素がグッと少なくて、なおかつ軽く泣かせるショートストーリーとか入ってるんです。
さらにさらに、絵柄もよりエモーショナルな感じになって、かつ幼女が下着で振り向いてるみたいなカットも入ってるんですね。
つまり、萌えをギャグとして捕らえているのではなく、本当に「萌え」を堪能できる本になっていたんです。
ニヤニヤ笑いながら「moetan 2」をプレゼントして、一緒に見ながら、徐々にそのことに気付いていった僕……
部長! 申し訳ありませんっ!
弊社は今、私めの失敗により、「2次元幼女趣味の変態野郎が集う会社」として認知されてかかっておりますっ!
なんとかしてこの窮地を脱出しなくてはなりません。僕は言葉を尽くして、その女性に、以下のようなことを説明しました。
- 今、日本では、スーパーモデルやブリトニーみたいなのじゃなくて、このような女性が最も人気がある、ということ
- 僕はこのような日本の状況を全く理解できない、ということ
- 世界的に有名な「Takashi Murakami」などの現代アーティストが積極的に2次元美少女を採用しており、つまりこれはアートなのだ、ということ
- このようなイラストは「Akihabara」に集中しており、この都市は現在最も最先端で、大体10年くらいして、世界の他の国がようやくAkihabaraに追いつくのだ、つまりキミは今、未来を見ているのだ、ということ
- このような女性に対して親愛の情を抱くことを、日本語で「moe」といい、最近は日本から発信されるメールのほとんど全てに、自分が何に対して「moe」なのかを示すヘッダをつけるようになっている、ということ
- 繰り返すが、僕個人としては、このような状況を全く理解できず、むしろこのような状況を憂いている、ということ
ふーこれでひと安心。あぶないあぶない。
そうそう、いたたまれなかったので、その場でのレビューは聞かないことにして、「moetan 2」に対する感想は、後日メールでゆっくりといただくことにしました……来たらみなさまにお知らせします……
Little Boy: The Arts Of Japan's Exploding Subculture
Takashi Murakami (著)

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