
僕はパチンコを全然やらないし、
そもそもやり方がわからないくらいの人なのですが、
先日、さすがに情にほだされて、
ついパチンコやってあげようと思ってしまった、
そんな事件がありました。
---------------------------------------
それは、僕の家の近所の、駅前のパチンコ屋でのこと。
僕は、そこの駐輪場をよく使っていました。
だって駅から近いんだもん。タダだし。
でもパチンコはやりません。自転車を止めるだけ。
けれど、パチンコ屋からしてみれば、
営業妨害とまではいかないけど、
自分たちのお客様用に提供しているサービスにタダ乗りしている、
いわばちょっとした盗っ人ですよね。
「ふざけんな!」といって自転車を放り出されても、
僕側は文句が言えないと思います。
そんなある日のこと。
いつものように自転車をパチンコ屋の駐輪場に停めて、
都心へ遊びに出かけたときのこと。
自転車を停めてから2~3時間ほど経ってからでしょうか?
途中で、雨が降り出してきました。
まあ日本に住んでいれば、
別に雨などめずらしくはありません。
雨は3~4時間ほど経って止み、僕は降ってたことすら忘れ、
地元に帰って、パチンコ屋の駐輪場に向かいました。
その時、僕は、見たのです。
僕の自転車のサドルに、
ビニール袋がかけられているのを!
冒頭の写真は、それを撮影したものです。
親切な小人さんが……じゃありません。
明らかに間違いなく、
パチンコ屋の店員がかけてくれたのです。
落ち着いてよく見ると、
駐輪場の全ての自転車に、
なんの飾りもない、そのお店の名前すら印刷されていない、
素朴なビニール袋が被せられています。
宣伝目的でもなんでもなく、純粋に、
「サドルが濡れて、お客様が自転車に乗りづらくならないように」
と、店員さんたちが、1つ1つ丁寧に被せていってくれたのです。
僕のような、一銭も店に金を落としたことのない、
駐輪スペース泥棒野郎の自転車にもっ(号泣)!
感動しました。
なんというホスピタリティ。
なんというサービス精神。
今まで色んなお洒落カフェなどに行きましたが、そのどこも、
この地方のなんてことのないパチンコ屋ほど、
僕を感動させてはくれませんでしたよ。
ごめんなさいごめんなさい。そしてありがとう。
なんだか久しぶりに、
善意から生まれる所作が生み出す暖かみ、
ってヤツに触れた思いです。
……言いすぎかな?
でも結構、ホントにびっくりしたんですよね。
通常のサービス業も、
そしてもちろんウェブサービスも、同じですよね。
予想を超えたおもてなしを体験したときに、ユーザーは感動し、
その結果、そのサービスを使い続けたいと思い、
また、他の人にも勧めたいと思うのではないでしょうか?
---------------------------------------
今度、今までのお詫びと、ビニール袋のお礼を兼ねて、
一回そのお店にパチンコをやりに行こうと思います。
えっと……どうしたら勝てますか?
思いやり
ダライラマ14世テンジンギャツォ (著),
ゆるす愛ゆるされる愛―自分の幸せに気づく本
鈴木 秀子 (著)

コメント