『劇映画 孤独のグルメ』を観ました。
『劇映画 孤独のグルメ』を観ました。
友人が激推ししていたので、No No Girls(以下ノノガ)を観はじめました。
ノノガは、SKY-HI率いるBMSGが、ちゃんみなを擁立しておこなった、女性ボーカルグループのオーディション番組。
「おこなった」ということは、もう終わったのですが、僕はまだ結果は見ていませんし知りません。
YouTubeで全部観れるようです。ご興味ある方は以下のリンクからどうぞ↓
今はEp.04、第3次審査まで観終わったところです。
この時点では、僕がいいなと思ってる人たち(チカ、ヒビキ、モモカ、アシャ、アミ、ココア、フミノ、サラ)は全員残っています。もちろん、誰が残るか当てるゲームじゃないことは理解しているので、これからはちゃんと推しを作って応援していこうとは思っています。
不思議な気分です。
この種のオーディション番組には昔からハマったことがないので、失礼な物言いなのかどうかわからないですが、レベルの高い学芸会を見ている親のような心境。「みんな頑張ってるね!」「偉いね!」「楽しいといいね!」「応援してるよ!」みたいな。
そして、ノノガは、ちゃんみなのコメントが素晴らしいのです。
ちゃんみなのことは昔から好きなので、名言製造装置なことはよく知っているのですが、それにしても素晴らしい。
受かる子にも落ちる子にも、正面から向き合って、優しく、親しく、けど言うべきことはいう。
あと、ちゃんみなのぶっとい芯、強い哲学が見える。誰かの借り物の言葉じゃなくて自分自身の哲学から出た考えであり発言だから、聞いている側も納得できるし、反論するときも喧嘩腰にならず率直に意見をぶつけることができる。
そして。
まだ、Ep.04(全部でEp.14くらいある)にして、僕はちゃんみなから大事なことを教わりました。
それは「自信を持つこと」です。
簿記3級、1発合格しました。やったー。
勉強時間は、ポモドーロ・テクニックで25分ずつ区切って129回。
時間に直すと53.75時間。合格までの平均勉強時間は(独学の場合)120~140時間とのことなので、だいぶ効率的に勉強できたのではないかと。
試験を受けているときは「これ100点なんじゃないか?」という手応えもあったので(実際は84点でした)、単にテスト対策しただけではなく、しっかりと3級なりのスキルは身につけられたんじゃないかと思います。
以下、僕の勉強方法を記載します。
挑戦する方、参考までにどうぞ。
ノーベル文学賞作家ヨン・フォッせの短編小説『朝と夕』は、静かで美しい作品でした。
言葉を使って、言葉で表せない世界をありありと描いています。
まずは文章のオリジナリティと良さに衝撃を受けます。
同じ言葉の繰り返し、短文で区切らない、主語がないか複数主語になっている、などなど、あらゆる意味で「読みやすさを無視している」のに、まるで音楽のように綺麗な流れができていて、スッと頭に入り、全く混乱しません。
読みやすいです。短いし、特に頭を使わず2時間くらいで読めちゃいます。
物語には、ドラマチックなドラマはありません。
日常系なのですが、その日常の中に、神聖さや美を見出しています。
この作品の主題は「なんでもない日常の中の美」を丁寧に丁寧にすくいあげること、と言っていいかもしれません。
また、高齢化が進む日本に住む人として読んでも、こう、胸に迫るものがあります。
老人になるというのは、こういう風に身体が思い通りにならず、思考がまとまらなくなるのか、とか。
独居老人の日常はこういう感じか、とか。
ただ、怖さや不安といった感情は想起させません。あくまでも優しく淡々と描かれています。
新年、明けましておめでとうございます。
今年も更新していくので、どうぞよろしくお願いします。
さて。
先日、タリーズ、じゃなくてごめん、今回はスタバにいたときのこと。
スタバって、アプリからモバイルオーダーしたとき、注文したものができあがると、ニックネームを呼ばれるじゃないですか。
僕だったら「モバイルオーダーでご注文のいちるさまー!」って、結構よく通る声で。
で、スタバにいたら、店員さんが突如、スタバ中に聞こえる大声で、こう案内したんですよね。
いちる | 2025/01/06 カテゴリー: 1_タリーズにて起きたこと | 個別ページ | コメント (0)
今年もAmazonや楽天にはお世話になりました。
定番で定期購入するものからお試しまで、いろいろ書いましたが、その中でも「良かった!」と思えるものを紹介します。
プレゼント選びや自分用など、何かの参考にしてください!
Garden House Saraが営業を終了するという報を聞いた。
とても寂しい。
Saraは、那須のペンションだ。
居心地がよく、ウチの家族は2013年から毎年お世話になっていた。
11年前、我が家は「田舎」を探していた。
僕も妻も実家が都内近郊にあるので、帰省だけでは子どもたちに「夏休みの田舎暮らし」を体験させてあげられなかったからだ。
その年の夏は、あちこち行ってみた。
そして結局、毎年夏休みに那須へ行くことにした。
(ちなみに全部、妻の発案である。)
那須を選ぶ決定打となったのが、Saraだ。
Saraは、居心地のクオリティが最高だった。
先日、タリーズで2杯目のアイスコーヒーを飲んでいたときのこと(タリーズはスタバと同じく2杯目が安くなる)。
隣で、妙齢の女性が2人、楽しそうに話していた。ここでは仮にAさんBさんとする。
この年代の女性は不思議で羨ましい。どうしてこんなにもタリーズで盛り上がれるのだろう。話が尽きることがないし、リラックスしているように見える。あんまり男性がこうやってタリーズしているのは見たことがない。
どちらが良いかというと、もちろん、楽しく快活に会話できた方がいいに決まっている。こうやって屈託なく雑談できる仲間が1人でも多くいるといいな、と、僕も思う。
そんなことを考えていたら、会話の内容に耳に入ってきた。
Aさん:「あなた、本当に歳取らないわねぇ」
Bさん:「やだぁ!」
Aさん:「いやほんと、いつまでも昔のまま、若いまま!」
Bさん:「そんなことないわよぉ! 昔はもっと若かったのよぉ!」
……ん?
んんんんんっ!?
ちょっと、ちょっと待って!?
いちる | 2024/11/19 カテゴリー: 1_タリーズにて起きたこと | 個別ページ | コメント (0)
さくらももこには、色褪せない魅力がある。
『コジコジ』『神のちから』『永沢君』そしてもちろん『ちびまる子ちゃん』などのマンガで、または『もものかんづめ』『さるのこしかけ』『たいのおかしら』などのエッセイで、力が抜けていて面白いという、唯一無二の輝きを放ち続けている。
そんな「さくらももこ」は、いったいどのようにして生まれたのか。
のんびりした普通の人生を歩んでいた彼女が、何がどうなって、進む道を決め、運を掴み、実力を発揮し、今も人気ある作品群を生み出す作家になったのか。
その秘密を、とてもリアリティのある形で紹介しているのが、自伝的なエッセイ漫画『ひとりずもう』だ。
『ひとりずもう』は、作者本人とちびまる子ちゃんを合わせたような、フィクションが入ったエッセイマンガ。主に高校時代の話を中心として、普通の10代だったももこ(まる子)が、プロの漫画家になってしまう(!)までを描いている。
そして、この「普通の10代だったももこ(まる子)が、プロの漫画家になってしまう」の過程が、非常にリアルでドラマチックなのだ。
僕は、人生が大きく展開するときは、大きく3つの要素が動くと考えている。
発売当初から話題だった本『異文化理解力』を、ようやっと読んだ。
この本は、それぞれの国や文化で、考え方はこう違う。だからA国人にとっては丁寧な振る舞いが、B国人から見ると逆に無礼になる、ということを、数多くの事例とインタビューで取りまとめた本だ。
毎ページ、発見がある。
新聞をとる人が少なくなった、という話を聞いて、久しく経つ。
確かに、僕も新聞をとっていない。
新聞選びでつまづいてしまう。どの新聞も主張に偏りがある。そこが気になる。
複数の新聞を読んで比較する貴族みたいな時間はないし……
逆にいうと、僕には、明確に欲しい新聞がある。
こういう新聞ならとりたい。毎朝読みたい。
その新聞を、仮に「客観中立新聞」と呼ぶ。
その名の通り、客観的で中立的なことを目指している新聞だ。
とはいえ、「完全に偏らない」のが難しいのは、重々承知している。
だから、客観中立新聞では、全ての記事が、以下のどちらかの方式で書かれている。
1. ストレートニュース
2. コラムやレポートは弁証法で書く
特に2の「弁証法で書く」が特徴だ。
厳密な意味での哲学の弁証法とは少し違うかもしれないが、記事版の弁証法的記法では、このようなルールで書かれている。
コロナから、Duolingoで英語を続けています。
現在、連続記録は1532日。約4年間毎日です。
しかし、最近、Duolingoをダメにハックしてしまっていた気がします。
僕は、Duolingoが提示するゲーミフィケーションに乗っかっていれば英語力が上がると思っていたので、それを頑張っていました。
でも、間違っていたんです。
この記事は、そんなダメハックの解説と反省についての記事です。
Duolingoのゲーミフィケーションは、基本的には「XPを獲得してリーグを勝ち上がっていく」というものです。
リーグは10段階に分かれていて、僕はその最上位「ダイヤモンドリーグ」に、もう41週間残っています。約3年半ですね。
さらに、このダイヤモンドリーグの上には、3〜4週間かけて行われる「ダイヤモンドトーナメント」というものがあり、僕はこれにも何度か決勝戦で入賞しています。
「かなりやってるんだな」という風に見えますよね?
でも、実はこれ、「XPを稼ぎやすい」カラクリを使ってるんです。
Duolingoは、基本的には、読み書き、ヒアリング、スピーキングが満遍なくできる「レッスン」というメニューをこなしていくアプリです。
このレッスンが良くできていて、確かに英語力が少しずつ身についていきます。
しかし、このレッスン、1回やるのに5〜10分くらいかかり、かつ、もらえるXPが少ないのです。
こればかりやっていたら、恐らくダイヤモンドリーグに残り続けることはできないでしょう。
だから、僕は、XPをもっと効率的に稼ぐ「無限カルタ」というゲームに集中しています。
無限カルタは、単語当てです。英単語と日本語の単語の候補が並んでいて、どれがどれかをタップで当てていきます。
そして、これが恐ろしく効率がいいのです。1回2分で終わり、XPもたくさんもらえます。
例を挙げます。
● 30分レッスンをこなした場合
・5分でレッスン(1回40XP)をこなす→30分で240XP
・XP2倍ボーナス(※)を活用→30分で480XP
● 30分無限カルタをした場合
・2分でレベル9(1回60XP)をこなす→30分で900XP
・XP2倍ボーナスを活用→30分で1800XP
※ XP2倍ボーナス
例えば以下のようなタイミングで、時間制限でXPが2倍になる
・夜18時〜0時、または朝6時〜12時の間に何かひとつDuolingoをこなす→6時間後に15分XP2倍ボーナス
・フレンズクエストをこなす→30分XP2倍ボーナス(すぐに使わず取っておくこともできる)
・レッスンでユニットをクリアしたとき→15分XP2倍ボーナス
・デイリークエストをクリア→たまにもらえる
こんな感じで、XP獲得効率が3倍以上違うのです。
Duolingoのゲーミフィケーションに乗っかり、XPを稼ぐことを目指すと、必然的に無限カルタをやり続けることになります。
しかし。
無限カルタでは英語力が上らないのです。
ただの単語当てゲームなので、ボキャブラリーが増えていくだけ。
しかもそのボキャブラリーも、そんなには増えません。どういう基準で選んでるかわかりませんが、「muffin」とか「ex-boyfriend」みたいなのばかり出てきて、重要単語が出てこない気がします。名詞が極端に多いのも気になります。
しかし、効率的にダイヤモンドリーグ/トーナメントで上位に食い込むには、上述した「XP2倍ボーナスを使って無限カルタをやりまくる」のが最適解となります。
レッスンが疎かになります。
結局、英語力は身につきません。かなりの期間を無駄に過ごしてしまいました……
今後は、「毎日継続する」ことと「英語スコア」を上げていくことを目標とします。
英語スコアは、レッスンをクリアすると増えていく数値です。一般的な語学力の指標を示すCEFRに準拠していて、まさに「レッスンをこなしていくと英語力が身に付く」というDuolingo本来の効用を体現しています。
僕は無限カルタをやりすぎて、最高ランクのレベル9すら余裕なので、ちょっと惜しいですが……限カルタは、1日1回くらい、単語力の底上げのためだけくらいにしておきます。
リーグにはこだわらないことにします。別に落ちたって構いません。
レッスンをこなすと最も効率的にXPが稼げるようにするべきです。
正直、どうして無限カルタだけこんなチート仕様なのか、理解できません。10XPくらいでいいんじゃないかと思います。
以上、Duolingoの闇にハマってしまった者としての反省と懺悔の記事でした!
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落合信彦x落合陽一『予言された世界』を読んだ。
落合信彦といえば、国際社会系の本で一世を風靡した国際ジャーナリスト/コラムニスト。40代〜60代で多大な影響を受けた人も多いと思う(僕も読んでた)。
一方、落合陽一といえば、ほぼ何に対しても独自の解釈と表現をこなすメディアアーティスト/科学者。10代〜30代で多大な影響を受けた人も多いと思う(ウチの娘も好き)。
この2人が親子というだけで、僕にとっては最高に楽しい。
全く違うスタイルの2人はどんな会話を交わすんだろう? 2人は互いをどう思ってるんだろう? 信彦さんが本の中でときどき言及していた「息子」って陽一さんのこと? などなど、妄想が膨らむ。
そんな、ちょっとワイドショー的な興味を、ある程度満足させてくれようとしているのがこの本だ。
読んだ。
非常にエモかった。いろんな感情が湧いてきた。
夏休みなので、タリーズも、学生が増えます。
先日、男子高校生2人、仮にA介とB太としましょうか、彼らが、アイスコーヒー的なものを飲みながら、並んで勉強していました。
問題集でも解いていたのだと思います。ノートに数式をガリガリと書き込みながら、割と大きな声で、こんなことを言い合っていたのです。
いちる | 2024/07/26 カテゴリー: 1_タリーズにて起きたこと | 個別ページ | コメント (0)
「SF小説のが読むのしんどい。気合いが必要」という話を聞きました。
気持ちはすごくわかります。
SFって、頭に入ってきにくい独自用語を使うことも多いし、物語の雰囲気を重視して、非常識なことでも説明せずサラッと流したりすることもありますしね。
僕も昔、悩まされたことがあります。
でも。
とある読み方を思いついてから、SF小説の読みにくさで苦しむことがなくなりました。
SF漫画を読んでるくらいの感覚で、スラスラと楽しむことができます。
今日はその方法、名付けて「1/4リセット読書法」を紹介します。
【Amazonで『絶望名言』を見る】
奥さんに教えてもらった本『絶望名言』が、ウケるくらい名著だったので、紹介します。
この本は、NHKラジオ深夜便の人気コーナーを書籍化したものです。
語り手は頭木弘樹さんと川野一宇さん。古今東西の文豪や芸術家の「絶望」についての名言を、語り手の経験や背景情報と重ねながら、紹介していきます。
この「語り手の経験や背景情報と重ねながら」の部分が、素晴らしいのです。
単に歴史上の人物の名言を紹介されるだけだと、「深いな……」「名文だな……」「大変だったんだな……」で終わってしまいがちです(確かに深い名言なのですが)。
そこを、頭木さんが「私も病気をしたときに、同じような気持ちになりまして……」「この作者はこのとき、実はこういう状況でして……」と、グッと具体的に解説していくんですよね。
そのおかげで、世界の文豪や芸術家すらも、身近に感じてしまう、そんな不思議な感覚があります。
【Amazonで『グッド・ライフ』を見る】
全ページ名言、みたいな凄い本でした。
本のテーマはズバリ「人の幸せにとって重要な要素は何か?」。
この問いを、80年間に渡って1800人の人にインタビューし続けている「ハーバード成人発達研究」の、現時点での集大成が本書です。著者も同研究の責任者と副責任者です。
結論は、最初の方にバシッと書かれています。「健康で幸せな生活を送るには、よい人間関係が必要だ」と。
聞いたことある人も多いかもしれませんね。有名な研究だし、あちこちで引用されているので。
ただ、この本は、結論が書かれたあと、まだ342ページも続きます。
以下のような詳細にも徹底して踏み込んでいるからです。
タリーズネタが、(連続ではないけど)何回か続く予定です。
ちょっと前にタリーズでお茶をしていたら、隣で女性2人が話をしていたんです。
「エマ・ワトソンって、本当に可愛いわよね!」
わかります。同意です。
「ほんと! 本当に美人!」
「特に10代の頃なんて、天使みたいじゃない!?」
「ほんと! あの頃のエマ・ワトソンで学園ものの映画して欲しかったわ!」
いちる | 2024/06/25 カテゴリー: 1_タリーズにて起きたこと | 個別ページ | コメント (0)
先日、タリーズでお茶してたときのこと。
隣で、妙齢の女性2人が話をしていました。
どうやら、「最近の若い人」について話が盛り上がっている模様。
若い人は、いくらでも新しいことができるし、やり直しがきく。可能性は無限に開かれている。ウジウジ悩んでいるのはもったいない。みたいな。
別に会話は聞いていなかったのですが、妙齢の女性2人は話が盛り上がってきて、だんだん大声になっていきます。
そして、こんなやりとりが聞こえてきたのです。
いちる | 2024/06/20 カテゴリー: 1_タリーズにて起きたこと | 個別ページ | コメント (0)
【Amazonで『小学校6年分の算数が教えられるほどよくわかる』を見る】
【Amazonで『中学校3年分の数学が教えられるほどよくわかる>』を見る】
最初は子どものために始めたことでも、気づいたら、完全に自分の楽しみのためになってしまっていることが、よくあります。
今回の本、小杉拓也さんの『小学校6年分の算数が教えられるほどよくわかる』『中学校3年分の数学が教えられるほどよくわかる』もそうでした。
題名の通り、小学/中学の数学の解説本なのですが、むちゃくちゃ面白かったです。
異常にわかりやすく書かれているんですよね。
塾講YouTuber的な痒いところに手が届く細やかさと、教科書的な体系だったところが合わさっています。
普通の本と同じように読み進める。読んでもわからない図や式はノートに書き写して手で理解してみる。それだけで、アッという間に義務教育9年間の数学の概要を把握できた気になります。
このわかりやすさは、おそらく、この本が「国語力で数学を突破する」形になっているからなんじゃないかな。
教科書のようにそっけなくない。懇切丁寧に説明している。だから、読解していけば、理解ができる。
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「カフェをはじめる」と聞くと、なんだか失敗確率が高そうでドキドキしてしまいますが、もちろん、繁盛しているカフェもたくさんあります。
自分が好きなカフェが、地元に愛され、噂を聞きつけた遠方の客もいて、メディアでも紹介され、さまざまな横展開がおこなわれているのを見ると、こちらまで嬉しくなり、足繁く通うとか、友だちにオススメするとか、Google mapで推薦するとか、定期的に通うとか、いろんな形で応援したくなります。
応援してくれる人が多いカフェこそが、息長く繁盛し続けるのだと思います。
僕にとっては、それは鎌倉のカフェ・ディモンシュや、吉祥寺のウッドベリーズ・マルシェやチャイ・ブレイクです。
本記事で紹介する本『ゆっくり、いそげ』は、そんな人気カフェのひとつ、西国分寺のクルミドコーヒーの店主が書いた本です。
この本、とても心が洗われるし、気持ちが前向きになるし、社会への理解が深くなります。読みやすくもあります。良書です。
クルミドコーヒーの成功要因の分析と実践が深いんですよね。著者(=店主)は東大→マッキンゼー→VCという、筋金入りの優秀民なので、今の資本主義経済については熟知しているのですが、それに対して、自分の言葉で考え直し、反対意見を持ち、実践しています。
たとえば。
贈与経済について。
モースの『贈与論』に出てくるポトラッチを引用する、といった安易なことはしません(しかしその議論は知っていることは匂わせる)。
あくまでもクルミドコーヒーでの実践、美味しいコーヒーやスイーツを出すとか、心地よい空間を作るとか、そういった「ギブ」に集中することで、さまざまな形の「テイク」がおこなわれることについて書いています。
テイクはもちろん料金の支払いもありますが、「こんな値段でこんな良い体験をさせてもらってありがたいな」と思ってもらえれば、料金として支払いきれなかった分のエネルギー(本書内では「健全な負債」と呼んでいます)が、再来店に繋がったり、良いクチコミに繋がったりして、カフェが持続可能な成長をしていきます。
逆に、ギブした分を全て支払ってもらうと、そこで精算が済んでしまい、カフェが成長しません。
とか。
一時が万事全部こんな調子で、自分が体験として知ったことを、自分で考えた言葉で書かれています。
だから、読んでいて、新しい言葉ばかりで新鮮に感じるのです。僕はアメリカの「データたくさん集めたしインタビューもたくさんしました」系の本が好きなのだけど、そういう本からは摂取できない栄養素がこの本にはあります。「そんな秘伝のタレみたいな大事なこと、そんな気軽に教えてくれちゃっていいんですか?」みたいな。
超高度資本主義経済の中で生きてきた著者は、それとは真逆のような「カフェの経営」を通して、今の成長一辺倒ではない、もっと持続可能で、地域にも貢献できて、関わっている人たちみんなが幸せになるような経済圏の形はないか、考えていきます。
そして、考えた結果を、カフェという場で実践していきます。
実践した結果、新しい、ではないな、より「落ち着いた」経済の形が見えてきます。
話は最後にはGDPにまで及びます。壮大。
こんな風に考えや経験を丁寧に執筆してシェアしてくれて、著者の影山知明さんには感謝!です。
興味が湧いたら、一度読んでみてください。
この本には、素敵なことがたくさん書かれています。名言も多いし、筆者の経歴のユニークさが主張の説得力を高めるのに貢献している。
ただ。
ひとつ問題がありまして。
どうやらこの本は、基本的には「人生前半に頑張って成功した人(ストライバー)」に向けて書かれているっぽいんですよね。
でも、そんな人、少数じゃないですか?
それにこの本の内容自体は、それ以外の人、たとえば成功していない人とか、そんなに働いたわけじゃない人とか、頑張ったけど報われなかった人にとっても有益なことがたくさん書いてあるんです。
だから。
僕は、この本を「(ストライバーじゃなくて)万人向けの本」と、脱構築しながら読みました。
それでも、とても良かったです。励まされたし、いくつかの道しるべも示してくれました。
この本では、「人生の後半戦では、能力はむっちゃ落ちるし、人生は落ち込んでいく」という前提からはじまります。誰でも絶対そう。
この状況に抵抗しても、成果は出ないし、心身にも、周囲にも、そして人生にも悪影響です。
でも、LIFE SHIFT曰く「人生100年時代」だから、生きてはいかないといけない。
落ち続ける中、どう生きていくのが良いんだろう?
著者は、自身が直面しているこの課題に、正面から取り組んでいます。
子どもが刃牙について聞いてきたような気がしました。
「刃牙……そんなに詳しくないんだよな」と思いながら、曖昧な記憶を辿って答えようとしたのですが、ふと気づくと、
ちょっと前に、オリバー・バークマンの『限りある時間の使い方』を読みました。
人生が難しい時期に突入しつつある中年の自分にとって、だいぶ救われた気持ちになる箇所が多い本でした。
ザックリと主観的に紹介したいと思います。興味を持ったらぜひ読んでみてください。
まず、僕は実用書系については、読みながら折り目や付箋をつけ、あとで「折り目がついたページ」の前後だけをざっくりと読み直す癖があります。
その癖からすると、この本の折り目は、こんな感じです。
スパイス料理って、大人は好きでも、子どもにはちょっと難しいことが多いですよね。
でも、我が家の子どもたちにとって、この「手羽元のインド風カレー」だけは別格。最初はナウシカのテトのごとく警戒していましたが、今では「もう一回作って!」とリクエストが止まりません。
今回はそんな魔法のレシピをご紹介します。簡単で美味しく、家族全員が満足すること間違いなしです!
ホタルイカがニュースになるくらい豊漁だと聞いたので、「もしかして安くたくさん買えるのでは?」と考え、ホタルイカ料理を作ることにしました。
でも、ホタルイカなんて扱ったことありません。
どこかからレシピを探してくることにします。
何を作るか?
いつもの白ごはん.comのメニューでも良いのですが、もう少しあちこち探して、今回はイタリアンに。
Aosトラットリアの「ホタルイカと新じゃがのバターソテー」。これです↓
瑞々しい新じゃがもにホタルイカの旨味が染み込む料理。
美味そうです。
さっそく、スーパーに行ってきました。
ホタルイカが中央にドカンとたくさん置いてあって、大勢が詰めかけているんじゃないかと想像しながら。
タリーズで隣に座っている男性2人が、オッペンハイマーのことを「オッペン」と略していて、気になって仕方ありません。
「オッペンいつ観に行く?」
「オッペン面白いわけ?」
「俺としては観ておきたいよ。オッペン」
藤子・F・不二雄の漫画のキャラ名のようです…パーマン、チンプイ、コロ助、ゴンスケ、そしてオッペン……
それにしても、オッペンハイマー、面白いんですかね?
クリストファー・ノーランはSFXゴテゴテ系しか見たことありません。バットマン系、インセプション、インターステラー、TENET。どれも最高でした。
一方で、リアル系、たとえばダンケルクとかは観ていません。そういえばメメントも観てないな。なんとなく予告編を観て、重そうだなと思って……
なんとなく日本人として、オッペンハイマーは観ておいた方がいい気はするんですよね。
でも、楽しい3時間にはならなそうだからな。どうしようかな……
いちる | 2024/03/30 カテゴリー: 1_タリーズにて起きたこと | 個別ページ | コメント (0)
下の子が小学校を卒業した。
これで我が家的にも「小学校卒業」だ。
この6年は長かったか? 短かったか?
観点によって異なる。自分に起きた出来事という意味では、実にいろんなことが起きて、恐ろしいくらい長かった。しかし、子どもの成長とか、子どもと過ごした日々という意味は、アッという間だったなあ。
小学校1年のころは、しゃべるぬいぐるみといっていい可愛らしさだったが、6年間でだいぶ大きくなった。
何を言っても何をしても愉快な6年間だった。幼稚園から小学校に上がると、いわゆる学校生活らしい出来事や問題もいろいろ起きるが、それでも、子どもたちは可愛く楽しいままだった。
ウチは家族仲は良い方だ。週末は、映画を観にいったり、公園に行ったり、ゴロゴロしたりして遊んだ。
コロナがあった。
家にずっとこもっていなくてはいけない日々が続いた。
ただ、そんな中、子どもたちもイライラを溜めたりせず、むしろ、どこかリラックスして過ごしていたように思う。
コロナ禍には、僕としては2つのことをした。
ひとつは、漫画をいっぱい買ったことだ。
ウチは小さい頃から児童書は定期的に届いたり本屋で買ったりしていたが、子どもたちが少しずつ本を読まなくなっているのも感じていた。
ここで、「せっかく本があるんだから読みなさい!」と強要したって、絶対に読まない。
なので、漫画を買ってみた。
これが大当たり。子どもたちは積極的に、楽しんで漫画を読むようになった。
いずれ別の記事としてまとめるが、なかなか粒揃いな名作佳作を押さえていると思う。漫画も本だから、主体的に手に取って、ページをめくり、理解しようとしないと楽しめない。受動的にYouTubeをダラダラ見続けるよりはずっと良いだろうと、現時点では判断している。
(もちろん「漫画 日本の歴史」「漫画 世界の歴史」も全巻揃えているが、残念ながらこちらは全く手に取ろうとしない泣笑)
もうひとつは、Nintendo Switchを使って、家でカラオケをするようになったことだ。
コロナの前に一度カラオケボックスに行ったことがあるが、大音量と本格的なマイクを前に、子どもたちは緊張してあまり楽しめていなかった。
しかし、家でやるカラオケは、格別に気楽だった。歌詞をちゃんと覚えていない歌だろうが、自分の歌唱力に自信がなかろうが、家族しかいないわけだから、緊張せずにチャレンジできる。
これも大当たりして、みんなとても楽しんだし、歌もどんどん上手くなっていった。今でも我が家の週末の恒例行事となっている。
なお、Switchでカラオケをする際には、僕としては以下の3つの「音ズレ対策」がマストだと思う。
1. 安くていいからスピーカーを繋いで、Switchのヘッドホンマイク端子からスピーカーに音を出す(つまり、テレビのスピーカーを使わない)
2. USBマイクは有線
3. 最初にjoysoundで「タイミング調節」をやる
また、家族の誰かがコロナ(またはインフル)にかかった時は、徹底して隔離した。コロナの場合は10日隔離をした。
ここでいう「隔離」は、以下のような対応を指す。
1. 罹った人は寝室にいてもらう
2. 神経質にあちこちアルコール消毒する
一人で部屋にいる寂しさは、ご飯時などにFacetimeで寝室とダイニングルームを繋いで、ビデオ通話をしながら食事するなどで対応した。
おかげで、家庭内パンデミックは起こらなかった。
こんな感じで、3年くらいにわたるコロナ禍も、大禍なく過ごすことができた。幸運というしかない。本当にありがたい。
ウチは中学受験はしなかったし、習い事も積極的に通わせてない。
両方とも、本人の希望があれば親としてサポートするつもりだったが、親が進路のお膳立てをして、無理にやらせなくてもいいと考えたからだ(もちろんこれは我が家の考え方で、正しいかどうかは別。教育方針は家庭それぞれだろう)。
なので、勉強もそこそこ、運動もそこそこで、基本的にはのんびりと、のびのびと過ごした6年間だった。
長女の卒業式はコロナ真っ只中で、教室のプロジェクターで卒業証書授与の様子を見る、写真はみんなマスク付き、みたいな感じだった。今回の次女の卒業式は、みんなマスクなしで、体育館で全員集まって卒業式をしたり、卒業後に写真を撮りあったりしていた。でも、どっちも卒業式ならではの晴れ晴れとした感じは一緒だったかな。
春休みは、中受で遊べなかった友だちたちと予定を入れたり、親友とディズニー行ったりするらしい。
小学校卒業の感慨とか、中学生になる緊張感とかは、全然なさそうだ。
卒業おめでとう(今年について言えば、正確には、上の子は進学おめでとうだけど)。2人とも、これからもスクスクと育って欲しい。
僕の周囲では評判がとても良い、『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』を家族で見ました。
今回の話は、例えば恐竜とか、海とか、タイムトラベルとか、そういう「ちょっと科学寄り」「ちょっと科学的発見より」は話ではありません。確かに宇宙船とかちょっとギミックとして出てくるけど、基本的には童話チックなお話です。「音楽が地球を救う」みたいな。
個人的には、ドラえもんの少しサイエンスなところが好きなので、ファンタジーにかなり傾いた今回の映画は★5点満点で言うと★3くらいだったのですが、家族はとても気に入ったらしく「今回のドラえもんは良かった」としきりに話していました。
今回は女性向けの内容だったと言えるのかも知れません。
次回のドラえもんは、最後の雰囲気予告によると、ハリポタみたいな世界が舞台?
どの原作が元になるのでしょうか? 楽しみです。
新年、あけましておめでとうございます。
加えて、手紙のp.s.のようですが、僕も誕生日です。お祝いメッセージくださった方、ありがとうございます!
新年の抱負とこの歳の目標が完全一致するのが、元旦誕生日の特徴です。
僕のこの一年の目標は……去年と同じ。全く達成できていないので……
今年もよろしくお願いします!
いろいろと、お気軽にお誘いくださいー。
(写真は国際宇宙ステーションから見た「宇宙の初日の出」です。ライブ配信をリアルタイムで見たのですが、神秘的でした。)
【参考:達成率0%の、去年の抱負と結果】 ————
◆ 久しぶりの人と会う
しばらくやりとりがない人と、ご飯を食べたり飲みに行ったりする。
→最初数ヶ月だけ頑張ったけど、その後は全くダメ。忙しすぎてプロジェクト中断……
◆ 自分の時間をしっかりと確保する
定期的に運動と勉強と創作系のことに時間を割く習慣、今年こそは身につける。
→運動は多少習慣化したけど(ダンス再開)、それ以外はむしろ例年よりマイナス。ブログ更新もままならず……
◆ 不謹慎になる
ここ数年、なんだか真面目過ぎて、自分の持ち味を活かしていない気がするので、不謹慎さ的な何かを強化する。
→むしろ逆。自分史上最も真面目で、みんなのために働いた可能性すらある1年でした。
やった!
とうとう最初のエリアボス「接ぎ木のゴドリック」を倒しました!
長かった…
今年の3月にようやくPS5をゲットして、それから……10ヶ月経ってますね。
言い訳します。
そもそもエルデンリングをやる時間がなかなか取れませんでした。仕事が大変&忙しくて。
プレイは1〜2週間に1〜2度くらいでしょうか。
加えて、僕はひどい3D酔い野郎です。
調子が悪いと、1時間もたずにギブアップしてしまいます。
「自分、エルデンリング向いてないんじゃないか?」
そんな疑念も、何度も頭をよぎりました。
でも、飽きなかったし、諦めることもなかったんですよね。
いつプレイしても、必ず何か新しい発見があるし、ドキドキもある。
なにより、そんなに忙しいゲームじゃないんです。探索できるところはいっぱいあるし、敵がいないところもいっぱいある、タイムアップもない。
マイペースに、のんびり冒険を楽しむことができます。
とはいえ、僕はのんびりしすぎたかもしれません。
接ぎ木のゴドリックには、3〜4回くらい戦ったら勝ってしまいました。
本来、エルデンリングは、ボスが強すぎて、何度も挫けそうになりながら、時間をかけて、ようやく攻略していく。そんなゲームのはずなんです。
少なくともYouTubeのプレイ動画やブログを見ていると、そうでした。
でも僕は、初回のバトルで、いきなり60%くらいHP削ることができたんです。
「これは頑張れば倒せちゃうのでは?」と感じて、武器などを微調整して何度か挑戦。
アッサリと倒せてしまいました。
あちこち冒険しすぎて、レベル上げすぎて、強くなりすぎてしまっているのかもしれません。
でもまあいいです。
アッサリといっても、以下の勝利の瞬間の動画の通り、やはりバトル中は大騒ぎでしたし、手に汗握る大興奮だったことは間違いないので。
あと、ゴドリック討伐後、つまり今、ナウも、少し当惑しています。
イベントがないんですよね。なんかストーリーのあるムービーがあるわけでもない、カタルシスがあるわけでもない、大きく世界が変化することもない。
ゴドリックの向こうにあった扉を抜けてみたら、いきなり次のエリア(湖のリエーニエ)に出てしまって、名前もわからない女性にブドウをあげたり、その辺の野良犬みたいなのに襲われたりして、いつものように野原を駆け巡ることになって。
え? これでいいの?
誰が大事な人の話を聞き逃したりしてない?
そこはかとない不安を感じます。
いくらなんでもヒントがなさすぎる。
次に行くべき場所もやるべきこともわからない。
いったんリムグレイブに戻って、いろんなNPCの話を聞き直してみようかな……
● ゴドリックの倒し方
【スペック】
レベル:43
生命力のステータス:31
他のステータス:猟犬の長牙を持って放浪騎士の防具(兜なし)を着て中量の重さになるくらいの持久力をつけています
【武器と防具】
・武器:猟犬の長牙。愛用しています。他の武器もいろいろ試していますが、結局これに戻ってきちゃいます
・防具:初期装備のまま
【遺灰】
・霊クラゲ
【霊薬の聖杯瓶】
・真珠色の泡雫(ダメージの大半をカット)+大棘の割れ雫(一定時間タメ攻撃強化)
【他の準備】
・ネフェリルーには事前に会って、協力NPCとして呼び出せるようにしておく
・タリスマンは炎竜印のタリスマンを身につけていましたが、何でもいいと思います
・一応、啜り泣きの半島は全部探索済みです
【戦い方】
1. ゴドリック戦がはじまったら、すぐに霊薬の聖杯瓶を飲む。これでしばらくの間はダメージを受けにくくなる
2. 霊薬が効いているうちはガン攻め
3. 霊薬が切れたら、相手の連撃が終わるタイミングで、戦技+R2(戦技の追撃)かジャンプ+R2(猟犬の長牙だと攻撃力up)で攻撃
4. ゴドリックが第2形態になっても、基本戦略は変わらず
5. 戦技は大事。FPがなくなったら、適当なタイミングで青雫の聖杯瓶を飲んでFP回復、また戦技を連発する
これで倒せます!
<他のエルデンリング日記>
● 【エルデンリング日記】猟犬騎士ダリウィルを倒した!!!(「猟犬の長牙」」の注意点付き)(猟犬騎士ダリウィルの倒し方付き)
「いちるさんはとても有名なブロガーでしてね」と紹介されるのが苦痛なので、どういう紹介がいいか考えてみた。
「元インフルエンサー」または「元全方位系インフルエンサー」というのはどうだろう?
2004年〜2012年くらいまでかな? 当時、アルファブロガーという名前で、インフルエンサー的なことが行われていた。
その後、主にインスタ界隈からかな? SNS経由で「インフルエンサー」という言葉が一般化していった。
(なお、YouTuberという言葉はその間ずっとYouTuberで通っている。YouTubeすごい)
今、僕はインフルエンサー的活動とは別のことをしているので、インフルエンサーを名乗るのは違うと思うし、有名ブロガーと言われても、言われた方は「なにその知らない単語? どういう意味?」と思うだけだろう。
「元インフルエンサー」であれば、「ああ、昔インフルエンサーだったのね」とイメージしやすいし、「じゃあ今はなんですか?」とか「どうしてインフルエンサーじゃなくなったんですか?」とか「何のインフルエンサーだったんですか?」とか、質問しやすいのではないかと。
「元」をつけることで、「現インフルエンサー」には聞けないようなこと、たとえば失礼に取られてしまいそうなこと(どうやって人気者になったんですか? とか)も聞きやすい、そんなメリットもあるかもしれない。
「全方位系」というのは、特定ジャンルに特化していないという意味だ。
今はインフルエンサーは「コスメ系」とか「九州旅行系」とか、ある程度自分の領分を定めている場合が多いと思う。
でも当時は(そして今でも一部巨大インフルエンサーというかYouTuberなどは)、概ねみんな「全方位系」だったのだ。なんでもネタにした。
ただ、「元全方位系インフルエンサー」だと単語の情報量が多すぎて意味がボヤけるので、基本は「元インフルエンサー」で、「何系ですか?」と聞かれたら「全方位系です」と答えればいいのではないか。
そんなことを待ち時間にぼんやりと考えていましたが、もちろん理想は「小鳥ピヨピヨの中の人です」で通じることですね! そりゃそうだわ。
アニメ映画『北極百貨店のコンシェルジュさん』を観てきました。
とても良かったのに、観客が10人くらいしかいなかったので、感想など書いて応援したほうがいいんじゃないか? と使命感に駆られ、パタパタとキーボードを叩いています。
原作のマンガは、文化庁メディア芸術祭で優秀賞を獲ったりした有名な作品。
アニメ制作のProduction I.G,は、攻殻機動隊で有名ですが、僕的には表情が乏しかったり動きがかたかったりと、「人形みたいな動きのアニメを作る会社」というイメージです(申し訳ありませんっ!)。
僕が、この「北極百貨店の…」を見ようと思ったきっかけは、この、「Production I.G,」という点でした。
たまたまYouTubeで予告編を観たのですが、Production I.G,なのに! 表情豊かで、キャラの動きもTRIGGERみたいに勢いがあって、「え!? これがProduction I.G!?」みたいな驚きがあったのです。
中身も、今求めてる感じに思えました。
今週末は、子どもと見に行く映画を求めていたんですよね。年齢制限のある描写がなくて、長過ぎなくて、観て心が暖かくなる映画。
本来、今の時期であれば『ザ・クリエイター』が第一候補に上がるのでしょうが、あれ、130分あるんですよね……ちょっと子どもには長いかな、と……
そんな、いろんな事情にちょうどよかったので、このたび鑑賞と相成ったわけです。
結果。
とても良かったです。
嫌なところが何もない映画でした。子どももニコニコ。
ちょっとドジな新人コンシェルジュさんが、お客様のために奮闘するお話でした。
いろいろ失敗するし、ドラマをドライブさせる事件も起きるんだけど、結局すべて丸く収まる、みたいな。
裏には大人向きの深いコンセプトもあるのだけど、そこに想いを馳せなくても、楽しんで観れます。
あと、アニメーションがとても、とても良かったです。
表情が豊かで、動きも豊か。眺めているだけで楽しい気持ちになる線。
動物たちの特徴がちょっとしたしぐさやスピードだけでわかるよう、いろいろ考えられています。
佳作って、こういうののことを言うんだろうなあと思いました。
間違いのないバズっているものばかりではなく、佳作もたくさん体験するのって、心の滋養にとっては大切なことだと思いました。
【『北極百貨店のコンシェルジュさん』予告編】
【『北極百貨店のコンシェルジュさん』マンガ】
山口の人と飲んでいる最中、「山口では、整体が一般的だ」と聞きました。
特に野口整体が盛んらしいとのこと。
とっても羨ましい!
統計を取ったわけではなくサンプル2ではありますが、2名とも、小さい頃整体道場に通ったり、おばあちゃんから整体を教わったりしていたそうです。
整体というのは、僕の理解だと、「身体を過ごしやすくする」技術です。
季節の移り変わりが激しい日本で快適に過ごすために、折々で、次の季節に合わせて、汗を出しやすくしたり、むくみをとったり、便通を良くしたり、身体の凝りをほぐしたり、イライラを解消したりする。
マッサージみたいに外から刺激を与える場合もあるけど、自分自分の身体の調子を整えることもある(自分自身でやる整体にはヨガや太極拳のような趣もある)。
柔道整復師や鍼灸師のような国家資格はなく、あくまでも民間療法。だけど効く。モノによっては恐ろしく効く。ちょっと魔術っぽく異常に効いたりもする。
僕はかねてより整体に興味があったのですが、東京だと、(特に昔は)教えてくれるところがなかったり、あっても何だか怪しげだったりして、イマイチ行きにくい。
せいぜい整体院に通ってマッサージ(操法)してもらう程度しかできていませんでした(余談ですが、その整体の先生は、それが自然だと思ったのか、それともただの気まぐれか、僕の目を二重まぶたにしてしまいました。今考えてもいったいどうやったのか不思議です)。
なので、その辺でナチュラルに整体を学べるのはいいなあと思った次第です。
いいなあ。習い事っていろいろあると思うけど、僕は整体を習いたい。整体を身に着けて、季節の移り変わりに合わせて自分の身体を調整できれば、ずいぶんと過ごしやすくなると思うのだけど。
期間限定のウィッチウォッチグッズを買いに、超久しぶりに、タワーレコードに行ったんですよ。
せっかくなので、目的を果たしたあと、店内をまわってみました。
そしたら……
あまりにも楽しすぎたんです。
まず、最近のタワレコは、アナログレコードがたくさんあるのですね!
世界的にアナログブームが来てると聞いてはいましたが、まさかここまで本格的だとは思いませんでした。
ナウシカや山下達郎と行った、アニメ系やシティポップ系。
マーヴィン・ゲイやテイラー・スウィフトといった、R&B系やソウル系。
僕が昔、アナログレコードばかり買っていた頃には、欲しくても手に入らなかった名盤たちが、次々と復刻していました。
これは揃えたくなるわー。
あと、視聴はやっぱり楽しいですね! 超楽しい。
Spotifyとかの音楽配信サービスとタワレコでの視聴では、音楽との出会い方が違うんですよね。
配信系はデータドリブンな感じ。
「いろいろ分析したけどさ、おまえら、こういうのが好きなんだろ?」みたいな。
対して、タワレコの視聴は、店員や販売員の想いが伝わってくる感じ。
「これ最高なんだよ! 聴いてくれよ!」みたいな。
結果として、全然興味がなかったジャンルやアーティストでも、「ほぉ、そこまで言うなら聴いてみようかな」という気になります。
あちこち聴いて歩いていると、1時間くらいアッという間に経っちゃう。
良い曲にもいっぱい出会えました。
たとえば「Beat Flight」という、コンピレーションアルバムかな?
NujabesとかLo-Fi HipHopが好きなら絶対好き!
配信では聴けず、CDのみでの提供だそうです。
CD再生機持ってないけど、ダウンロードコードがあるので大丈夫。
買っちゃいました。
いやー楽しかった。
昔、週末にレコード屋やタワレコやHMVをまわって丸1日過ごしていたときのことを、思い出しました。
また行こうと思います。今度はじっくりと時間のあるときに。
p.s. ウィッチウォッチのポップアップショップも素晴らしかったです。東京は今週日曜日までなので、欲しい方はお忘れなく!
先日、小鳥ピヨピヨは20周年を迎えました。
みなさんのおかげです。本当にありがとうございます。
10年に1度の機会なので、記念にキャンペーンを企画しました。
ぜひご応募ください!
【小鳥ピヨピヨ20周年! アクリルキーホルダーのプレゼントキャンペーン!】
以下のフォームからご応募いただいた方から、抽選で、しかし、できるだけ多くの人に(僕のお小遣いの許される範囲内)、今回用に特別に作ったアクリルキーホルダーをプレゼントします!なお、このポスト(元ツイート)をリポスト(元RT)すると、当選確率が上がります!
締切:2023年10月30日
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いやー、それにしても、20年ですか……いろいろありましたね……
覚えている方いらっしゃいますでしょうか?
20年前は、ブログなんて、ほとんど誰も使っていなかったんですよ?
あっても、技術情報を提供するブログがほとんどでした。
小鳥ピヨピヨは、世の中に軽い読み物としてのブログを広めたいという意図ではじめたブログです。
最初は、シンプルに楽しいから書いていました。
マイク・ロイコ(アメリカのコラムニスト)や、さくらももこのエッセイのようなことがしたかったんですね。
仕事で行き詰まったりしたときも、ブログを書くとスッキリしたものです。ストレスを書き物で解消していた感じかな。
小鳥ピヨピヨの活動を通して、たくさんの友情も得ました。
「真の友は学生時代にしか得ることができない」というのは嘘ですね。僕は学生時代から続いている友人関係は2人しかいませんが、ブログ以降の友だちは数えられないほどたくさんいます。
今でいうインフルエンサー(当時はアルファブロガーといいました)扱いを受け、イベントに招待されたり、特典を受けたり、お仕事もいただいたりしました。
Adsenseなどの仕組みが出てきて、本当にわずかですがお小遣いをもらえていたことも、嬉しかったです。
メインの仕事にも、大きな影響を与えました。
単なるユニークな社員に過ぎなかった僕が、ブログを通して、個人として社会にアピールできるようになり、会社をまたいでさまざまな企画やメディアの仕事に携われるようになりました。
特に編集長仕事は嬉しかったです。ギズモード、bouncy、のぞいてニッポンなど。僕は、自己紹介するとき、自分を「さすらいの編集長」と呼んでいますw 就職活動のとき、メディア企業の面接に全滅した僕としては、なかなかに感慨深いです。
そんな僕のブログ活動ですが、大きな転機がやってきます。
子どもの誕生です。
子育ては、2重の意味で大きな変化をもたらしました。
純粋に育児や家事も大変だし、あと、子どもがあまりにも可愛くて面白くて、目を離していられない。ずっと見ていたいし、何か面白いことをしたらメモ、写真や動画も撮りまくって整理して、バックアップ環境を作って……みたいな大変さです。
家のこともして、仕事もして、ブログなどの個人活動もして、友だちとも遊び、新しいことにもチャレンジして、最新情報もインプットして……
全てを同じように続ける時間はありません。
僕は、自分のリソースを家族優先にして、他のことは、余った時間に、やれる範囲でやることにしました。
結果として、小鳥ピヨピヨを書く量もガクッと減りました。
また、面白いことはたいてい家族関係の事件なので、ブログという公の場にはなかなか書きづらい。余計に更新頻度が減っていきます。
そうこうしている内に、時代は動画になっていきました。
僕もAdobe Premiereや、最近だとCapCutなどの使い方をひと通りマスターし、動画制作に目覚めていきました。楽しいですね。時間がアッという間に溶けていきます。
テキストはX(元Twitter)やnoteに吸収されていきました。
ブログは、有名人が近況報告に使うか、SEO狙いでオウンドメディアやアフィリエイトビジネスの人たちが使うのがメインとなり、「個人が独自ドメインでブログを運営する」という形は、どんどんレアケースになってきています。
そんな2023年。
ブログに最初期から関わってきた者として、僕はどう思っているのか?
3つの面で、改めて「ブログを書くのはとても良い」と感じています。
1つは、僕個人の特性によるものです。
僕は文章を書く、特に推敲するのが大好きなんですよね。
冒頭にマイク・ロイコやさくらももこの名前を出しましたが、彼女/彼が素晴らしかったのは、ちょっとした言い回しや比喩で、物事をユーモアたっぷりに楽しく伝えていた点だと思います。
それに憧れている僕は、「言い方」とか「言葉の選び方」といったところを、あーでもないこーでもないといじることが楽しいのです。
経験則としては、一切推敲せずに「えいっ」と公開した投稿の方が人気が出ます。
でもそれだと、推敲好きの僕としては、ちょっと寂しいんですよね。やはり推敲ごっこはしたい。
2つめは、自分のホームがあるということの良さです。
SNSやUGCサービスにだけ自分のコンテンツが乗っていると、サービスがなくなったりアカウントがbanされたりするリスクにさらされ、根無し草のように感じるときもあるかもしれません。
僕の場合は、「でもまあ、小鳥ピヨピヨに戻ればいいしな」というような安心感があります。意外に良いものです。
3つめは、表現の喜びというヤツです。
バズるとか儲かるとかクライアントはどう思うかとか考えず、自由に表現するのは、楽しいことです。
手段はなんでもいい。トークでもいいし、写真や動画でもいいし、工作でもいいし、音楽や詩やダンスでもいいし、そして文章でもいい。
自分が起きてから寝るまでの間に、少しでも、自由な表現の時間があるといいですよね。心の位置が自分の根っこにスッと戻るような、マインドフルネス的な効果があると思います。
なので、僕は、小鳥ピヨピヨの更新頻度を上げていこうと思います。
相変わらずTikTokに動画を上げたりXにつぶやきをポストしたりはすると思うのですが、もうちょっと文章の可能性も掘っていきたいです。
もし、「小鳥ピヨピヨ、最近読んでなかったな」とか「はじめて知った」という方がいらっしゃったら、また、ときどき見に来てください。ちょいちょい、いや、結構更新されているので。
また、更新したらXなどでお知らせしているので、フォローしておいていただいても、新着に気づけるかもです。
また、書く内容も少し変えていく可能性があります。
読んだ人のマインドが開放され自由になるようなことが書けないかな?と思っているのが、今のアイディアです。どこまで実行できるかはわかりませんが。
そんな感じで。
改めて、読んでくださってありがとうございます。
30周年のご案内もできるように、楽しんでやっていきたいと思います。
p.s.としてのまとめ:
僕がKindleで出版した本です。良かったらお読みください。
内容に一部関わった本です。良かったらお読みください。
企画/編集した絵本です。良かったらお読みください。
先日、久しぶりにタリーズで仕事をしていたときのこと。
近くで、上品げなお婆ちゃんが2人、おしゃべりをしていました。
なにかの手続きについて情報交換をしています。
とりたてて特別な話じゃなかったのですが。
ふ、と。
お婆ちゃんが、思い出したように、別の話をしはじめたのです。
こんなお話でした。
A:「そういえば、この前、書類を書いていてね」
B:「ええ」
A:「年齢を書く欄に、自分の年齢を書いたのよ。『70』って」
B:「ええ」
A:「そうしたら、びっくりしちゃって」
B:「どうして?」
A:「『わたし、もう70歳なんだー』って!」
わかる。
恐れながら、とてもよくわかる驚きだな、と思いました。
僕も、自分の年齢に、ときどきびっくりしちゃいます。
思い出してみると、何歳のときも、いつもびっくりしていたような気がします。
まさに光陰矢の如し。
ただ。
僕の場合は、もちろん後悔はたくさんあるのですが、一方で、「その時その時で、全力でできうる限りのことをしてきたよな」という納得感もあります。
僕はもったいないのが苦手なのです。子育てにしろ、仕事にしろ、ダンスなどにしろ、「これができるのは今だけかもしれない」と、もったいないお化けモードに入って、都度都度、できる範囲で一生懸命やってきたような気がします。
もちろん、「あのときあれをやっておけば良かったー!」と頭をかきむしることも多いんですよ? もっと英語勉強しておけばよかったとか。留学を経験しておいても良かったんじゃないかとか。アップルがソニーに買収されるされないのときにアップル株を買っておくべきだったとか。
ただ、それら全ては、「今振り返ってみると」という後悔であって、当時は、その時々で、できうる限りのことをしてたように感じています。
それでも、幸運にも70歳まで生きていることができたとき、僕も自分が70歳であることに、びっくりするでしょう。
そして、世の中の何歳の人であっても、どこかそういう可愛げのある自己認識を持っているんだろうなと捉えて、人に優しく生きていきたいなと思います。
いちる | 2023/09/12 カテゴリー: 1_タリーズにて起きたこと | 個別ページ | コメント (0)
ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム(以下ティアキン)。
とある小学校では、「夏休みにやっていたこと」として、男子のほぼ全員がティアキンのプレイをあげたとか。
そんな大人気のティアキンですが、片隅では、こんな伝説も起きています。
--------
とある子が、親友にティアキンを激しくオススメし、親友は、自分もやろうと、家電量販店に買いに行ったそうです。
数日後。
親友から、「どうしよう!?」と相談の電話が来ました。
親友、動揺しています。
よくよく話を聞いてみると……
親友は、家電量販店で、ゼルダを買って、プレイしたそうです。
確かに面白い。
でも……
微妙に聞いてた展開と違う。
しばらくモヤモヤしていましたが、急にハッと思い立ち、パッケージを見直します。
そして、気づきました。
自分が買ったゼルダが、
ブレワイ
だったことに!
「それ前作のゼルダ! 間違えて買っちゃったの!?」
「だってしょうがないじゃん! あったんだから!」
確かに、なぜ今ブレワイのパッケージを家電量販店に置いておくのか!?
デザインのトンマナがほとんど同じなんだから、
詳しくない人は間違えるでしょうこれは!
暑い夏の日、いろいろ面倒くさくて、手前のものパッととっちゃうでしょうこれは!
「待った、今手にとったゼルダは、前作のかも?」って疑問すらいだかないでしょうこれは!
しかも、聞いている僕からすると、
「ブレワイはブレワイで超面白いから大丈夫だよ」
と、同情しきれないところも加点ポイントです。
この事件、しばらくの間「伝説」として語り継がれることでしょう。
その親友は、今でもブレワイをプレイしているそうですが、会話が、
「今そっちはどう?」
「こっちはこうなってる。そっちは?」
と、似ているようで似てない異世界同士の情報交換みたいなことになっちゃってるとのこと。
まあいいんですよ。ブレワイはブレワイで名作なんだから(2度目)。
ドトールで「アイスラテください」って言うと、必ず「アイスオレですか?」と確認されます。
最初のうちは「オレでもラテでもいいじゃん。何が欲しいかはわかってるんでしょ? 言い間違いを都度都度訂正してくるのウザいなー」と思っていたのですが、最近は、こう考えるようになってきました。
「これは、『オレたちはスタバの亜種じゃない、ドトールなんだ』という誇りの現れなのだ。エスプレッソ牛乳(ラテ)じゃなくて、コーヒー牛乳(オレ)を出すことが、彼らの選択であり、今や差別化要因ですらあるのだ」
それ以来、間違えずにドトールでは「アイスオレをください」と言えるようになったし、たまに間違えて訂正されても、笑顔で受容できるようになりました。
知識と視点の切り替えは、世界を平和にしていきますね。
いちる | 2023/09/09 カテゴリー: 1_タリーズにて起きたこと, 日常で起きた出来事 | 個別ページ | コメント (0)
我が家では、コロナがはじまったばかりの頃に、Wi-Fiルーターを強力なやつに買い換えました。
購入したのはバッファローのAX12。アンテナがゴツいので部屋の置き場に困りましたが、階が違っていても300Mbpsくらい出て、さすがに優秀でした。
しかし…
この数ヶ月くらい、以下のような症状が出ていまして。
● 詰まる
「詰まる」というのは、一切通信できなくなることです。
一度これが起きると、詰まったりまた通信できたりといった状態になり、実質使い物にならなくなります。
● 遅くなる
10Mbps行かないくらい、下手するとKbpsにまで落ちたりします。
ルーターの電源を抜き差しすると直っていたのですが、この1ヶ月くらいはそれでも直らず。
Wi-Fiルーターなんて10年くらい持ちそうなので高いものを買ったのですが、故障というか、寿命なのかもしれません……
11ax対応の第1世代なので、元々いろいろと不安定だったのかも……
不具合がないときもあるので、だましだまし使っていたのですが、やはり仕事に差し支えるので、Wi-Fiルーターを買い直すことにしました。
あちこちのサイトを見て研究しました(一番参考になったのはこのページ→ 比較2023’ 高速!無線LANルーター54機の性能とおすすめ・選び方:家電批評モノマニア)。
だいたいの目処をつけたあと、Amazonで探します。
Amazonは最近、「要するにどの商品はどうなのよ」というのが本当にわかりにくくなったので、絞った状態で探してもまだ難しかったのですが、なんとか機種を特定しました。
カートに入れます。
すると。
突然、AX12が、300Mbpsの速度を叩き出すようになったのです!!!
通信が詰まることもない。極めてスムーズにZoomなどができます。
もしかしてこのWi-Fiルーター……
意思を持ってる、んじゃないか……!?
自分のところを通るパケットを眺めていて「俺のライバルが買われてるじゃないか! もしかして俺を捨てる気か!?」と焦ったとか。
「今までサボりすぎてたからなー。ちょっと本気出すか」と考えを改めたか。
今年は生成系のAIが一気に普及した年ですが、実はネットに繋がっているマシンたちの世界では、そんな段階はとっくに超えていて、シンギュラリティも突破してしまっている、とか……
期間限定のAmazonポイントがあったので、それを使ってWi-Fiルーターは買ってしまったのですが、すぐにリプレイスするのはやめて、現行のものをしばらく使い続けてあげようと思います。
情が移ってしまった……
p.s. なお、今回買ったWi-Fiルーターはこれです。
Amazon限定版のWSR-3200AX4S。類似品がいろいろあって分かりにくかったですが、いったんAmazon限定版にしてみました。安いしね。
『水星の魔女』良かったですね。
最終回も(いくつか謎は残れど)いろんな「あれどうなった?」が回収されて、呪いが祝福に変わり、とても素敵でした。
僕にしてみたら、はじめて「家族みんなで観た」ガンダムです。
ガンダムって特定の世代のものなイメージがあるけど、水星の魔女はそれを壊して、老若男女全てにガンダム的なエンタメを提供しようとした、野心作だったと思います。
子どもたちは途中のシリアスさに脱落しかけていましたが、本日、無事に完走しました。
ただ……子どもにはちょっと難しかったかな? 関係性とかストーリーとか設定とか、わからないところも多かったかもな……
ちょっと気になったので、子どもに感想を聞いてみました。
僕:「『水星の魔女』の最終回、どうだった?」
子ども:「急にガンダムがプリキュアみたいになって、びっくりした!」
……確かになってたね!
妙にキラキラと光ってたね。
戦うというより舞うみたいな感じになってたね。
そっかーガンダムはプリキュアになったのかー。
プリキュアも世代を超えて受け入れられようとたゆまぬ努力をしている作品だからなー。
一緒かー。
超ウルトラ級に斜め上からの答えで、はげしく感心しました……!
いちる | 2023/07/02 カテゴリー: アニメ・コスプレ・コミケ, 家族 | 個別ページ | コメント (0)
やらなければいけないことを、やりたいことより優先してはいけない。
人生の順番が違う。
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今日は連日の激務で、身体も疲弊していた。運動などしようものなら、むしろ怪我しそうだ。だから夜のダンススクールは止めておこうかと思った。
しかし、こういう理由でやらないでいると、そのままズルズルとサボっていって、そのうちフェードアウトしてしまう。今までの経験上、そんな気がしてならなかった。
なので、身体に鞭打って、ダンススクールに行った。
結果。
大成功だった。とても楽しかったし、身体もほぐれてよく動いた。汗もかいてスッキリした。
僕にとって、(上手い下手はともかく)ダンスはやりたいことで、(仕事の好き嫌いとは関係なく)連日の激務というのはやらなくてはいけないことだった。
やりたいことは、「やりたいんだから、いつでもできるたろう」という余裕のせいで、ついつい後回しにされがちだ。
しかし、やらなくてはいけないことを優先していると、やりたいことがどんどんできなくなっていって、そのうち人生が無味乾燥になってしまう。
やらなくてはいけないことのために、やりたいことを諦めようものなら、何のために生きてるんだっけ? と人生のどこかで後悔してしまうかもしれない。
気をつけよう、と改めて思った。
イャッッッホゥゥゥゥゥーーーー!!!!
苦節6日間! GWの中日の今日、とうとう「主なき猟犬の封牢」で猟犬騎士ダリウィルを倒し、念願だった武器「猟犬の長牙」を手に入れました!
いやーよく死んだなぁ……何度死んだか覚えてないほど死んだ。
全然勝てる気がしないんですよ。気がついたら負けてた、みたいな感じで。
「どうすんだこれ?」と頭を抱える始末でした。
攻略動画見て、攻略サイトも読みふけりました。
ほぼ暗記するくらい何度も見返して読み返して、その知識をもって、何度もダリウィルに挑みました。
何度も負けている内に、何度も心が折れかけました。
「もう無理だ、やめよう」と、何度もさじを投げかけました。
しかし。
少しずつわかってきたんです。
猟犬騎士ダリウィルの弱点、というか、そもそものこのゲームの遊び方、のことが。
このゲームの遊び方。
それは、たぶん、「『敵の動きを予測して、見切ったり受けたりして、チクッと攻撃する』を繰り返す」です。
昔からあるゲームと同じなのですが、その「敵の動き」が多彩で、美麗で解像度の高いグラフィックと相まって、むっちゃわかりにくくなっている。
わかりにくいから、初見だと「勝てるわけないっしょ。どうすんだこれ?」になるんだけど、何度も挑み、何度も死んで、何度も試している内に、少しずつ、少しずつ、「見えてくる」。
今回も、初日は一発まぐれで攻撃が当たれば良いくらいだったのが、少しずつ削るHPが増えていきました。
攻略情報の通りにやっているだけでは、攻撃量が足りないというか、被弾量が多いというか、とにかく駄目でした。
実際は、攻略動画やサイトに掲載されていたところだけではなく、さまざまなポイントに「隙」がありました。その隙を狙って、チクッと攻撃する。それを繰り返す内に、とうとう今日の勝利と相成ったわけでございます。
勝利の瞬間は、たまたま家族も全員見ていました。だから、家族みんなで「やったー!」と喝采をあげました。
そもそも。
この、ストーリーと関係ない戦いに没頭することになった理由も、いろいろありまして。
きっかけは、「トロル」でした。
トロルは、何度も負けるし、勝ったとしても相手のHPが多いのでえらく長い時間がかかる、やっかいな敵でした。
しかし、こいつは、エルデンリング世界では雑魚敵らしいのです。
僕は不安になりました。
こんな雑魚敵にこれだけ苦戦するというのに、このまま素直にストーリーを進めてしまって良いのだろうか? と。
フロムゲーに慣れている人であれば「その大変さこそが快感」なのかもしれませんが、ちょっとトロル退治があまりにも大変すぎたので、これはこのままの装備ではやってられない、だから「強武器」を手に入れようと、考えました。
「エルデンリング 序盤 武器」みたいなキーワードで検索します。
そこで出てきた中で、一番攻撃力の高かったのが、「猟犬の長牙」でした。出血という大ダメージを与える技もついているのもポイント。
僕は普段、エルデンリングをやる時間を、ほとんど持てません。
だから、このGWが、勝負のときでした。GW中に猟犬の長牙をゲットできなかったら、エルデンリング自体を諦めるくらいの覚悟でした。
結果、無事に手に入れられて良かった、し、大げさですが、ゲームというものの最大の魅力を、楽しみながらというよりかはむしろ苦しい中で実感として感じ取ることができたのも、良かったです。
最大の魅力、それは、友人がSNSで先日的確に表現していた、以下の言葉に集約されます。
「課題に直面した時/あきらめずに/創意工夫しつつ/繰り返し頑張れば/必ず道は開ける」
今日も昨日も盛大に心が折れていたのですが、この言葉に励まされ、僕は猟犬騎士ダリウィルに挑み続けました。
そして、ギリギリで勝利を掴みました(冒頭の画像を見てください。左上が僕のHPなのですが、残り1くらいです。本当にギリギリで勝ったのです)。
エルデンリングのような「難しい」とされているゲームでも、諦めず工夫し続ければ道は開けるということが実感できて、良かったです。
来週にはゼルダの新作も出ますが、僕はしばらくの間(予想だと1年くらいは)エルデンリング世界に留まることになる気がしています。
あ、そうそう。
やっかいな敵「トロル」ですが、猟犬の長牙だとアッという間に倒せました。やはし強武器最高!
【おまけ:初心者向け:「猟犬の長牙」」の注意点】
● ステータスの「筋力」と「技量」が結構必要です。手に入れてすぐは使えず、しばらくの間はデフォルト武器を持ってトロル胎児を繰り返さなくてはいけないかもしれません
● 結構重いです。たとえば放浪騎士でやっていた場合、持久力が足りず「重量」になってしまいます。僕はパンツを脱いで「中量」になっています(ローリングを多用するタイプなので)
【おまけ:猟犬騎士ダリウィルの倒し方】
1. 物理カット100%の盾をゲットする(最序盤の盾持ち兵隊を倒すと落とします)
2. 戦いになったら、ダリウィルと付かず離れずの距離を取る(離れすぎると隙ができたとき攻撃できない)
3. 攻撃は基本盾で全部受ける
4. 出血ゲージが1/3以上溜まったら、後ろにローリングしまくってなんとか攻撃を受けない時間を確保し、ゲージを下げる(大事!)
5. ダリウィルの攻撃を受けながら、相手の動きがちょっと止まったタイミングで、1〜2回攻撃する(1回でいいかも)。攻撃したらすぐに離れる
先日、金沢で治部煮(じぶに? ぢぶに? ちぶに?)というものを初めて食べて、感動しまして。
単に美味しかったというだけではなく、初めて食べたというのに、懐かしく、飽きが来ず、(たぶん)栄養もちゃんと揃っている。
「完璧だ」と思いました。
これは完璧な料理だ、と。
身体が「これでいい。これがいい」と言っています。
すごいな治部煮!
ものすごく出汁がしっかりとしています。出汁の旨味と、野菜やキノコの旨味と、肉の旨味が、全部揃っている。
大きなお麩が入っていて、それが出汁を全部吸って、旨味のかたまりになっている。
とろみがついているので、スプーンやレンゲですくえて、非常に食べやすい。ボリュームも出る。
作り方も簡単そうだったので、さっそく家でも作ってみました。月に1度は作ってるんじゃなかろうか?
家族にも好評です。
何度か試行錯誤して、レシピも固まってきたので、ここに自分への備忘録の意味も込めて、書いておきます。
簡単なので、ぜひ試してみてください! コツは「出汁はしっかりとること」です。
【治部煮のレシピ(4人前)】
● 材料
・出汁:水500ml、カツオ節10g、にぼし10g
・鶏モモ:400g
・ネギ:1本
・しいたけ:4枚
・えのき茸:袋1/2
・お好きな野菜:僕の場合は人参1本、小松菜1束
・片栗粉:大さじ2
・醤油:大さじ2
・酒:大さじ4
・みりん:大さじ2
・わさび:適量
・お麩:適量(僕は車麩を1人1つ)
● 作り方
1. 戻す。お麩を水につけて戻しておく
2. 出汁を作る。水500ml、カツオ節10g、にぼし10gを煮る。沸騰後5分。
出汁を取るときは、僕の去年のベストバイの1つだっただしポットを使うと、超ウルトラ楽です。
3. 切る。
鶏モモ400gは食べやすい大きさに。
ネギ1本は4cmくらいに。
しいたけ4枚は軸を取る。
えのき茸1/2は石づきをとって、短くは切らず、食べやすい量に分ける。
他の野菜はお好きに。僕は人参1本と小松菜1束をひとくちサイズに。
4. 鶏モモには片栗粉大さじ1を揉み込んでおく
5. 煮る。鍋に食材を全部入れ、出汁を入れ、煮る。沸騰後弱火で15分ほど
6. 確認。お麩が十分に柔らかく、肉に火が通っていたら、OK。
7. 味付け。醤油を大さじ2、酒を大さじ2、みりんを大さじ2入れる。味を見て、足りなかったら塩や醤油や酒を足す。
以上で出来上がりです!
金沢で食べたものとは美しさが段違いですが、味は個人的に満足できる程度には再現できたと思います。
味変として、わさびを溶かしたり、ごま油を垂らしたりしてもいいかもです。
うーん必要にして十分。また作ろうと思います!
【参考:今まで書いたレシピたち】
● リピ決定! 傑作選
・いつ作っても間違いなく美味い和風カレー
・お家で簡単! 子どもも喜ぶ「手羽元のスパイスカレー」
・いろんな肉のポトフ。ボリート・ミストのレシピ
・肉の塊を焼く
・毎日食べても飽きない! 夏野菜と塩昆布の山形だし風漬けのレシピ
・子どもが「毎日これでもいい」と言ったホットサンドのレシピ
・なんちゃってシンガポールチキンライスのレシピ
・噂の「春菊のオイルソースパスタ」作ってみた
・この夏、僕を生き延びさせた「和ハーブ和え」
・正しいマシュマロの焼き方が予想外すぎた
・簡単美味いブラジル料理! ココナッツミルク入りシチュー「ムケッカ」の作り方
・夏バテのときは「薬味なんでも入れうどん」はいかが?
・超スーパー美味いシイタケの食べ方
・美味しいハイボールの作り方
● 他、ブログに書いたレシピたち
・「ホタルイカと新じゃがのバターソテー」を作ってみた
・「鶏肉のジップロック煮」の簡単さと美味しさがチートレベル
・親子丼、チャーシュー(週末は基本料理をしている)
・筋子からイクラの軍艦巻きを作った
・「山盛りキャベツと塩昆布その他」でクソデカなヘルシーおつまみ【レシピ】
・超簡単、美味しい、ヘルシー「玉ねぎの酒蒸しパスタ」のレシピ
・海鮮野菜スープのレシピ
・家族に大好評の「だしがらの佃煮」のレシピ
・もこみち先生の料理「南フランス風イカとタコのピラフ」を作ったレポ
・卵納豆どんぶり
・【整体生活】低カロリーで美味しくて医食同源なスープ「五菜のきのこスープ」のレシピ
・「小松菜と白菜のちょい辛パスタ」のレシピ
・玉ねぎたっぷりシュウマイ作ってみた
・もこみちの「ぶつ切りタコのバター炒めごはん」が美味いのは当たり前
・作り方は鬼簡単なのに、濃厚クリームチーズみたいで美味いヨーグルトの作り方
・ちらし寿司に対する見解が180度変わった話
・リュウジさん本『至高のレシピ』が届いたのでさっそく作った
・ダイエットに役立つサイト&低カロリーでお腹いっぱいになる鍋
・そういえばうに丼作ったんだった(写真)
・たぶんコラーゲン丼(from 手羽元の甘辛オーブン焼き)
・初挑戦、本気で肉を焼いてみた(野菜スープのレシピもおまけ)
・話題の「焼き柿」をオーブンと魚焼きグリルで作った
・あまりにも適当な汁を作る
・伝説の簡単朝食、作ってみた
・あの伝説の「タモリのカレー」を作ってみた
・ホエイ(乳清)はカルピス(原液)で割ると美味い(Q&Aあり)
・おにぎり作ったらもみあげができた
・キノコのバター炒めにほんの少しだけカレールーをまぶしたら……
・ためしてガッテンの辛くない唐辛子調味料「真っ赤ジャン」を作ってみたけど……
・激マズなクリームシチューを作ってしまいました
・永谷園のお茶づけ海苔の食べ方
ChatGPTすごいわーと感動しながら日々ちょっとずつ触っていた、ある日のこと。
会議の間、先方のお話を聞きながら、ふと「ChatGPTにゲームを作らせてみよう」と思い立って、こんなプロンプトを書いてみたんですよね。
私はブラウザ上で動作するシンプルなゲームを作成したいです。ゲームの仕様は次の通りです。
1. 画面上部から10x10ピクセルの四角い物体が秒速5cmの速度で落ちてくる。
2. 画面下部には50x10ピクセルの横長のバーがあり、左右矢印キーで左右に動かせる。バーは一回キーを押すと10ピクセルくらい動く。
3. プレイヤーの目標は、バーを操作して落下する物体をキャッチすること。
4. 物体がバーに当たると「GOAL」と表示され、ゲームがリセットされる。
5. 物体がバーに当たらず画面下部に達すると「GAME OVER」と表示され、ゲームがリセットされる。
このゲームをHTML, CSS, JavaScriptを使用して作成してください。必要なコードと各ファイルの説明も提供してください。
読んでもらえばわかるように、普通の日本語です。特に難しいことも書いていません。ただ起きることを記述しただけです。
5分もかかっていません。
すると、こんな風にスルスルとコードを書いてきて、
こんな風に、実行方法まで教えてくれて、ついで改善までしてくれて、
ちょっとした手直しも嫌がらず対応してくれて、
こんなゲームができあがってしまいました。
思いついてから完成するまで、たった10分!
できてきたコードは、一切手直しはしていません。
完全にノーコード。ただやりたいことを書いただけで、ここまで作ってくれました。
すごい。すごいですよ……
最近は進歩にまったをかける声明文が出たりして、何かと騒がしいAI界隈ですが、それもさりありなんと思います。
1年後、どこまで進歩している検討もつかない。非連続とか指数関数的といった言葉がピッタリ当てはまる、爆発的な可能性を持つものが現れてきたなと思います。
タリーズに入ったら、中学1年生くらいの男子が、1人でくつろいでいたんですよね。
おー最近の子どもはハイカラやのう、タリーズの良さがわかるなんてなかなかじゃあないか、と思いながら、僕は近くの席に座って、仕事をしていました。
しばらくして。
同い年くらいの中学生女子が数名でタリーズ入ってきて、先の中学生男子を見て、こう呼びかけたのです。
女子:「あ、『トイレくん』じゃない?」
普通の挨拶だったので、周囲の人はみんな聞こえるくらいの音量でした、
中学生男子は瞬間沸騰し、言い返します。
男子:「その呼び方やめろよ!!!」
女子:「えー、だって小1のとき、自分で言ってたんじゃないの。『僕はトイレくんです!』って」
女子は、特にいじわるな風でもなく、普通に返答しただけです。
しかし、周囲で聞いていた大人は、おそらく僕以外も、
(小1のころ、つい調子に乗ったばかりに……)
(後悔先に立たずとはこのことだな……)
(自業自得だな……)
など、思い思いのお悔やみを、その中学生男子に投げかけていたことでしょう。
一方、当の中学生男子も、ぐぅの音も出ずに黙りこくってしまったのですが、そのとき、
男子:「ふんっ……いいよ、オレ、家7つあるし……」
と、謎のひとことをつぶやいていたんですよね。
なにかの中二病でしょうか? その言葉の真意は、未だにわかっていません。
いちる | 2023/03/06 カテゴリー: 1_タリーズにて起きたこと | 個別ページ | コメント (0)
子どもの頃、ときどき、夕食にちらし寿司が出てきていたことがあったんですよね。
そのとき、僕はちょっと、がっかりしていました。どうせなら自分で巻いて食べる「巻き寿司パーティ」の方が良かったな、って。
ちらし寿司には、自分がそれほど好きではない具材、例えばレンコンとかさやえんどうとかが入っていたのも、微妙でした。
しかし。
先日のひな祭りで、自分でちらし寿司を作ってみたところ……
いつ頃からだったか、意識的に、「これをやりたい」とか「こうなりたい」ではなく、「こうありたい」を大事にするようになりました。
昔はそれこそ、「やりたい」や「なりたい」が強烈でした。遊びだと「どこそこに行きたい」とか「このダンスができるようになりたい」とか。仕事でも、「ネットを通して『文化』を作りたい」とか、「会社名じゃなくて個人名で仕事できるようになりたい」とか。
でも、「やりたい」や「なりたい」にはキリがありません。次から次へを浮かんできます。
時間や資本、能力の問題で、できないと諦めることも多くあります。
たとえば、「幸せになりたい」みたいな素朴な願いすら、現状じゃないところに行こうと工夫したり努力したりすることに繋がります。
より良いことを目指すのは大切ですが、ずっとそうだと疲れちゃいます。
一方で、「ありたい」は、自分の在り方の問題なので、今すぐ実行することができます。
たとえば、「幸せでありたい」のであれば、自分が幸せだと自覚するというか、思うというか、悪い言い方をすれば、自分で自分を洗脳すればいいのです。
もちろん目の前で嫌なことが起きているときに幸せであるのは難しいです。ただ、そんな状況でも、頑張っている自分をいたわる、などの「ありたい」マインドを一部取り入れることはできます。
「ありたい」を重視すると、不思議ですが、表面的なことは何も変わらないのに、深いところで落ち着いた満足感が生まれる感じがします。「今・ここ」において「何を感じているか」に注意が集中するからでしょうか。
「なんか最近いろいろと上手くいかない」とか「ずっと焦りがある」とか「イライラする」という人は、一度、自分の「やりたい」や「なりたい」を手放して、気分だけでも「こうありたい自分」に今すぐなってみてはいかがでしょうか? 意外と効果的かもしれません。
将来の自分への備忘録の意味も込めて、書いておきます。
映画『かがみの孤城』を観てきました。
とても良かったです。学校関係者、子育て中の親、10代、周囲と馴染めず悩んでいる全員が観た方がいい傑作だと思いました。
あらすじとかは他でも読めるので無視して、ここでは、僕が覚えておきたいことをメモします。
4つです。
● 生徒のトラブルについて、先生が取りがちな間違いを、明確に「間違い」と指摘した重要さ
● 視点を変えればアッという間に解決することもあるということ
● 悩みは個別だから、安易にパターンで判断してはいけないこと
● 馴染めない辛さ
● 生徒のトラブルについて、先生が取りがちな間違いを、明確に「間違い」と指摘した重要さ
僕的に最重要だと思ったのは、先生が、いじめを「2人の生徒にすれ違いがあった」「本人同士で腹を割って話せば解決する」程度の問題に矮小化しようとしたこと。そして、一番やってはいけない「本人同士を会わせよう」としたこと。
これ、本当に今でも多いんです。学校でもこうやって解決しようとして、よけい状況が悪化することもあるし、会社どの大人社会でも、こうやって表面上解決の方向に向かったように見せることが多い。
これをすると、結局、弱者が全部我慢して消え入ってしまいます。単純ないじめでそうなるんじゃなくて、学校とか家庭とか会社が、組織だって弱者が敗北する枠組みを補強しているところが、醜悪です。
これを「そのやり方はない」と、ビシッと物語の中ででも言い切ったのは、とても重要なことだと思います。
学校の先生はこの一連のシーンだけでも全部見たほうがいいんじゃないかな。
● 視点を変えればアッという間に解決することもあるということ
次に重要だと思ったシーンが、学校内の誰と誰が仲がいいとか仲間外れにされているとかを、渦中にいる本人に「バカみたい。たかが学校のことなのに」と言い切らせたこと。
このように、視点を変えてしまえば解決することも、たくさんあります。外野が「お前、視点を変えろよ」というのは悪手ですが(1つ前に書いた醜悪な状況を生み出す元になる)、本人が、ふとした拍子に視点を変えて、問題の渦中から自分を救い出してあげることができるのは、とても大切なこと。
そう、たいていのことは「たかが○○のことなのに、バカみたい」で解決できちゃいます。重要な武器として覚えておきたいなと思いました。
● 悩みは個別だから、安易にパターンで判断してはいけないこと
悩みを持つ子は、その悩みが言い出せないこと多いです。さらに言うと、そもそも「何にどう悩んでいるか」をちゃんと意識していない、言語化できていないことも多い。
明らかにしちゃうと世界が崩れてしまうような恐ろしいことな場合も多い。
だから、何にせよ、安易に判断してはいけないのだと思います。
世界は物事をパターン化して分類し、わかりやすくする方向に向かっていますが、自分の身の回りで起きている問題が、パターンの中で解決できるものなのか、個別の事情を丁寧に解きほぐしていかなけやいけない獣道系のものなのかは、慎重に判断する必要があります。
蛇足ですが、村上春樹の小説では、よく主人公が「わからない」と言います。一時期それは茶化されていたのですが、今改めて思い返してみると、それがいかに誠実な返事だったかが、よくわかります。
● 馴染めない辛さ
僕もそうでしたが、学校に馴染めませんでした。
1学期は頑張るのですが、2学期になると、気がついたら完全に孤立している。あとは次の年のクラス替えを待つだけの日々。ずっとそういう学生生活でした。
なぜ僕には気楽な友だちができないのか、楽しい仲間ができないのか、わかりませんでした。
馴染めないと、クラスでたった1人ポツンとしているので、とても恥ずかしかったです。
昔は不登校なんてありえないし多様な進路もなかったので、せいぜいたまにズル休みするくらいしか、自分を保つ方法がありませんでした。当時の自分はなんて頑張ったんだろう、なんて偉かったんだろうと、感心することしきりです。
そんな学生時代だったせいか、今でも人に連絡を取るのが苦手です。
「僕から急に連絡きても相手も困るだろうし、僕だって相手を楽しませられるかわからないな」と考えてしまいます。
とても大事に思っている友人にすらそうで、そのせいで友情が消え入ってしまうんじゃないかと怖くなるけど、さりとて連絡するのも怖い、みたいな……それこそバカみたいですが笑。
誰しも「僕はあの人のこと友だちだと思っているけど、あの人は僕のことどう思っているのか、本当のところはわからないな」と考えているものだと思うのですが、僕の場合は、それが過剰に出ているのと、学生時代に感じた「恥ずかしい」という気持ちがその考えと結びついているのでしょう。
『かがみの孤城』は、「馴染めない」という辛さに対して、丁寧に胸の内を書き、どう向き合っていけばいいのかを丁寧に書いた良作だと思いました。アニメ映画としても、破綻がや違和感がなく、スルリと入ってくる進行で、見事でした。
小説も買ってあるので、読んでみようと思います。
映画『かがみの孤城』、心に沁みる最高な作品だった。
— 清田いちる (今の天気:🌒) (@kotoripiyopiyo) January 22, 2023
全ての子育て中の親、学校関係者、10代は観た方が良いと思う。 pic.twitter.com/xSycaxWSdK