ある完璧な返し

先日、会議で先輩作家のＫさんが作家仲間が実際に使っていたという
『無茶ブリに対する完璧な返答例』を紹介してくれました。

「○○ちゃん、なんか面白い話してよ〜！

　あるんでしょ？面白い話！」

 

という 典型的な無茶ブリに対して、

　

「これ、逆にご相談なんですけど・・・・ 

　
　
　

　もし『無い』って答えたら、

　どうします？」
　

　

おおおおおおおおぉおおぉ！！！ 

　

す、すごいっ！！！

これ、完璧な返しですよ！！！

　

上げられたハードルをそのまま本人に跳ね返しています！！

FFで言うなら『リフレク』ですよ！！

 

振った側は自分で上げたハードルですから
自らそのハードルを越えない以上、
高いハードルのまま相手に振り返す術はありません！！

ここで振った側が面白いことを答えられなければ、
振られた側も面白いことを言う必要がないのです！！

そして、自分で上げたハードルを自分で越えるというのは
人から振られるよりも遥かに難しい行為です。
真っ向から越えるということはまず不可能でしょう。

 

しかも、振った側がこの返しを受けてなし崩し的にハードルを下げた場合、
間違いなくこの返答をした側が精神的優位に立つことでしょう。

さらに最悪の場合、返答をした側は
『もしも』の話なので逃げ道までも用意されているのです！！！

　

完璧ですっ！！
これぞ、正解の返しですよっ！！！

 

いやはや、勉強になりましたm(__)m