男性社会における恋愛競争観

前回に引き続き、女性の皆様に贈る『男女の恋愛観の違い』シリーズ、
今回は「男女の同性社会における恋愛競争感の違い」です。

前回は、男性の『恋愛と性欲』が女性のそれとは明らかに違うことが
男性と女性が全く違う生き物であるひとつの要因である、という
ことを書かせていただきました。

それ以外にもうひとつ、世の女性がイマイチ『男性』という
生き物をあまり理解してくれていないと感じてしまう要素があります。
それが今回の『男性社会における恋愛競争観』です。

女性の皆様も何となくは肌で感じていることが多いと思いますが、
おそらく断片的に理解されていることだろうと思いますので
そのひとつずつを関連付けながらご説明したいと思います。

ちなみに今回も女性の皆様の為に我々男にとっては損を覚悟で
書かせていただきますが、皆様をより男性不信にさせてしまうかも
しれません、あしからず・・・。

　

【１】男性社会において女性は『モノ』

人間に近いサルなどの動物や、昔の王様などを思い浮かべてみれば
お分かりいただけると思いますが、そもそも男には本能的に
『女性』というものを「自分の権威を表すための道具のひとつ」という
モノ扱いしてしまう感覚があります。
おそらくこれも子孫繁栄のため本能的にプログラムされているもの
だろうと思います。

どれだけ良い女を連れて歩くか、どれだけたくさんの女性を
自分のものにできるか、それが男性社会におけるヒエラルキーの
ひとつの物差しなんですね。

つまり男という生き物は、「今の自分の幸せ」というものが
最も重要な女性社会の価値観とはまったく別の価値観で
他の男性たちと勝負しているんです。

この価値観を理解することが男性を理解する上で、強いては
女性が幸せを掴む上で最大のポイントのひとつです。 


【２】男性は、付き合っている女性の元カレに頭が上がらない。

一般的に女性社会の感覚では、今付き合っているあたしの方が
元カノよりも立場が上、ですよね？
男の場合は逆なんです。元カレには頭が上がりません。
単純に『先輩』なんですよ（笑）

先に述べた「女性はモノ」という感覚があるもので、どうしても
先人に対しては『お下がり』をいただいているという意識が
あるんですよね。

逆に、元カレにとって元カノというのは、嫌な言い方になって
しまいますが『コレクション』なんです。
いつまでも自分のモノという感覚があります。

よく「女の恋愛は上書き保存、男の恋愛は別名で保存」なんて
例え話を聞きますが、それはこのことを表しています。

別に未練があるわけではないんです。
今さら散々抱き倒した女性と特にセックスをしたいわけでは
ないんですが、その子に新しい彼氏ができても
「まだ俺に抱かせてくれるのかな？」というのを確かめたいんですね。
自分のコレクションであることを確認したいんです。

つまり今カレは、その人のコレクションを後からコレクションに
加えさせていただく後輩的な立場という感覚があるので、
元カレには頭が上がらないんですね。

【３】知っている男性に抱かれたことのある女性とは付き合えない。

これまでにも書いて来た通り、男性は「今の自分の幸せ」を
最も重要視する女性とは異なり、男性社会での勝ち負けを非常に
重要視します。

元カレに頭が上がらないのは順番の問題なので仕方ないとしても、
他の男性が付き合わずにセックスしていた女性と真剣に付き合う
ということは、その男性に対して完全なる敗北を意味してしまいます。

男性が女性の「経験人数」や「恋愛遍歴」をとても気にするのは
そういう意味です。
たとえ相手が知らない男性でも、いろんな男性に都合良く扱われて来た
女性と真剣に付き合うということは、男性にとって非常に屈辱的な
ことなんですね。

【４】女性が浮気したら、たとえ彼女が戻って来ても浮気相手の勝ち

女性って基本的に男が浮気したら相手の女を憎いと感じることが
多いですよね？
男性はまったく逆で、自分に恥をかかせた彼女が憎くなるんです。

これも男性社会における勝ち負けですが、彼氏にとっては
付き合わなくてもセックスできる女性と真剣に付き合っている、
という屈辱的な状態にされてしまうわけですね。
しかも現在進行形の。
これはもう、完全に浮気相手の勝ちなんですよ。

そして、浮気相手の気持ちはとてもよく理解できてしまうわけです。
そりゃあ彼氏が居ようが、目の前にセックスできる女性がいたら
やるよ！棚ぼたじゃん！ごっつぁんじゃん！、と。

つまり、たとえその女性が浮気したあと彼氏と別れたがらなかったと
しても、その女性と付き合い続ければ付き合い続けるほど彼氏に
とっては恥の上塗りになってしまいます。
これは許しがたいことなんですね。

男性が自分は浮気するのに女性の浮気を許せない、というのは
これが理由だろうと思います。

（もうひとつ、基本的に女性の浮気には少なからず恋愛感情がある、
　という要素もありますが）

さて、なんとなく男性の男性社会における恋愛観というものが
お分かりいただけたでしょうか？

男性にとって女性というのは、性欲を満たす『メス』であり、
同性に対して権威を象徴する『モノ』であり、
精神的なパートナーである『人間』なんですね。
出世魚みたいなイメージでしょうか（笑）

そして、女性とは違って男性は今の瞬間だけではなく、
ヒストリーも含めて他の男性たちと戦い続けているわけです。
女性とは、その『戦場』なわけですね。

以上を踏まえまして、最終結論、
「女性が幸せになる為にはどうしたら良いか？」です。

上記の通り、男にとって女性という生き物は様々なファクターで
あるため（メス、モノ、人間）、男は最初にその女性を
カテゴライズする習慣があります。

同じ付き合うにしても、邪険に扱って良い女性か、
大切にするべき女性かを最初に判断するんですね。

すでにお気づきの方も多いことと思いますが、
その最も分かりやすい判断基準が女性の「男性遍歴」です。

経験人数が多ければ多いほど、また、その中で彼氏ではない人の
割合が多ければ多いほど、男にとっては大切にしなくて良い、
大切にすれば他の男性の手前恥をかく女性、ということになります。

つまり・・・・

　

　

　

　

　

　

　

　

幸せになりたい女性は、

とにかく無駄なセックスをしないでください！ ！

これに尽きますっ！！

すでに結構カウントされてしまっている女性は、
若干手遅れと言えば手遅れなのですが、経験人数の
数字だけ嘘をついてもどうせすぐバレますので、
大切にされる為の付加価値を作りましょう！ 

とにかく今の彼氏に「私、こんなこと初めて！」という
トピック（手柄）をたくさん作ってあげてください。 

セックス以外のことでもかまいません。
他の男性には見せてこなかった部分をあなたにはすごく見せている、
ということをアピールすることで、別の方向からその男性の
男性社会における「勝ち」を演出して、「大切にするべき女性」に
カテゴライズされるよう頑張ってください。

男がその女性を大切にできるかどうかは、
男性社会での勝ち負け次第です。

男女は全く別の生き物だということをキチンと理解した上で
ぜひ男女双方が幸せになれる形を見つけてくださいm(__)m

　

　

ちなみに、前回と同様にこの『男の特性』、おそらくは
「優秀なオスがたくさん子孫を残す為のプログラム（本能）」
ですので、優秀な男性、またはやりたいことを仕事にしているとか、
夢を追いかけているとか、仕事で凄く戦っているというような、
比較的野生状態に近い男性の方が強い傾向にあるようです。