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gdgd妖精sとコミケ その1
喪中のため新年のご挨拶が出来ません。
申し訳ありません。
昨年中は大変お世話になりました。
本年も宜しくお願いいたします。
せっかくなんで去年1年間を振り返ってみようかな、と。
ただ、後半(7月以降)はほとんどgdgd妖精sと
コミケの記憶しかありません…。
gdgd妖精sについて、あんまり内情をバラしすぎるのも
良くないかな?とは思いつつ、でもこんなスタッフブログまで
読みに来てくださるようなファンの方へは少しでもサービス
したいな、という想いもありつつ…。
まぁ、終わった今だから書けることもありそうだし
つれづれに書いてみたいと思います。
最初にこのお話をいただいたのは5月だったかな?
そもそもは声優さんのラジオ的なフリートークに
そうたくんの破天荒なCGを後から付けるという
お笑い志向のDVD企画でした。
しかし、プロモーションのために全話をMXでオンエアする
ということと、アニメファンとサブカルファンの双方を
ターゲットにしたい、そしてさらには一般の方へも広がる可能性を
持たせたいということだったので、アニメファンは
どんなに好きな声優さんが出ていても「自分たちのために
作られたコンテンツだと感じなければ買わない」と説得をして、
一応アニメ番組のスタイルにさせてもらう事にしました。
まずは一番リアクションが早いであろうアニメファンの間で
話題にしないとビジネスとして成立しないだろうと思ったん
ですよね。
で、福原Pもそうたくんも全然アニメを見る人じゃなかったので
(そうたくんは『エヴァ』は見たことがあって、今回勉強のために
『けいおん!』を見始めたらすっかりハマってしまったようです)
なぜオープニング&エンディングが必要か?
なぜ次回予告が必要で他作品のパロディをしなくてはいけないか?
を一生懸命説明しました(笑)
2人とも快く承諾してくれたのですが、
実はここでひとつ大きな問題が…。
自分で言い出したこととはいえ、バラエティの構成台本を書くのと
物語の脚本を書くのでは労力が圧倒的に違うんですよね。
これ、全然ギャラに見合わないんです(笑)
15分のバラエティ番組の台本なら早ければ30分で書けますが、
gdgd妖精sの台本は1本に丸2日かかりました。
そんな感じで全体の世界観や構成イメージが出来上がったのが
7月初旬だったかな?
キャストさんが決まったのもこの辺り。
そして友人のミュージシャンを連れてきてオープニング曲と
エンディング曲を発注しました。
井上くんはあまりアニメに詳しいわけではないけれど、
実は『ベイブレード』のエンディングを歌っていたり、
奥井雅美さんに楽曲提供していたり、声優でもないのに何故か
とあるアニメのキャラソンを一曲だけ歌っていたりと、
たまたま意外とアニソン畑に近いところにいる
ミュージシャンでした。
12年くらい前に高円寺のカラオケのアルバイトで
一緒になって以来の悪友です(笑)
オープニングは『侵略ノススメ☆』と『カカカタカタオモイ』を
聞いてもらって「こんなかんじで」とお願いしました。
エンディングは最初から8頭身ダンスを考えていたもので、
ガンダムSEEDのエンディング曲・中島美嘉さんの
『FIND THE WAY』を渡して「こんなかんじで」と
お願いしました。
どこかで1回だけシリアスな回もやりたかったので
その伏線になれば良いかな?という狙いもありました。
…あれ、こんなこと書くつもりじゃなかったのにな。
まぁ、話しちゃまずい話でもないし良いか!
ひとまず話を元に戻しましょう。
で、声優さんの事務所へ顔合わせと企画説明に行き、
とりあえずイメージで書いてみた第1話の第一稿を
上げたのが7月中旬。
特に直しもなくオッケーになり、さぁ、いざ執筆開始!
しかし、第1回目の声撮りは8月頭…あと1週間しかありません。
さらに、第2回目の声撮りは8月中旬、最後の声撮りは
8月末という悪意があるとしか思えないようなスケジュール。
つまり!全12話を1ヶ月で書き上げる計算ですっ!!
いちおう他の仕事もしてるんですよ、僕っ!!
(夏コミもあったしね、よく新刊間に合ったな…)
ちらほらとツイッターなどで「gdgd妖精sは視聴者の反応を
見ながらリアルタイムで作っているからうんぬん~」という
書き込みを見かけますが、それは半分正解ですが半分間違いです。
内容に関しては8月中に全て出来上がっていました。
ただ、音声の必要ない映像の部分に関してはリアクションを
見ながら細かいネタを加えていった部分もありますし、
バックステージは完全に皆さんのリアクションに答える形で
リアルタイムに書かせていただきました。
またちょっと話がそれますが、僕も含めてスタッフ一同
一般的なアニメ作品にまったく関わったことが無かったので
細かいミスが多く、バックステージはそれに対する保険を
持っておきたかったんですよね。
スタッフのミスさえも楽しめるコンテンツにしてしまいたい、と。
もちろん、ホームページ独自のコンテンツで
費用の割には楽しめるだろうという費用対効果?を考えて
一番現実的なコンテンツだったということもあります。
はい、話を戻します。
あっ、なので、最終話も2回目の声撮りの後(8月20日くらい)
には出来ていました。
2回目の声撮りの際に、ただ使い回しで出しただけの房子への
キャストさんたちの食いつきがとても良かったもので、最後は
明坂さんに二役やっていただくのも面白いかな、と(笑)
ほんと、こんな得体の知れない仕事を引き受けていただいた上に
散々無茶ブリにも応えていただいているもので、せめてキャストの
皆さんに楽しんで仕事をしていただけたら良いな、という
気持ちから生まれた最終回でしたが、想像以上に視聴者の
皆さんにも房子を受け入れていただけて助かりました。
当然「房子推し過ぎ!」というご意見もあるだろうと思いますが、
キャストさんたちが作り上げてくれたキャラだったもので
活躍させてあげたかったということと、絶対に他のアニメ作品では
有り得ないようなこのバラエティ的な盛り上がり方は
gdgd妖精sらしいんじゃないか?ということで
あんな形の最終回になりました。
あっ、あとこの場を借りて次回予告などでパロディをやらせて
いただいた権利元さんへ全身全霊で媚びさせていただこう!
どこの馬の骨かも分からないような外様が好き放題土足で
踏み荒らすようなマネをしてしまって、ほんとにほんとに
申し訳ありませんでした!
これもひとえに、ただただアニメ作品に対する愛情ゆえで
ございます!!
それと、いちおうgdgd妖精sはアニメファン以外の視聴者の方へも
向けられて作っております。
そんな方々が「面白かったけど次回予告だけ分からなくて
笑えなかったんだよな。悔しいな。元ネタ、見てみようかな…」
なんてことも充分考えられます!!
むしろ、ほとんどの方がそうなっているんじゃないでしょうか!?
そうに違いない!!
あ、ただ、残念ながらそういうのって数字では出ないからなぁ~!
gdgd妖精sを見て初めて興味を持ったなんていうデータ、
すごく多いはずなのに明確には出ないからなぁ~!
…すいません、調子に乗りました!!
土下座ならいくらでもする用意がございますので、
どうか広いお心でお許しくださいっm(__)m
ふぅ。
ちょっと長くなったので、続きは明日以降!
まだ6月~8月しか書けてないのか…。
January 5, 2012 | 固定リンク
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