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バラエティ番組の食傷感
ちょっと真面目な話。
インターネットが普及してユーザーは自発的に見たいものは
そっちで見るようになり、テレビはリアルタイムに
最大公約数で共有することに意味があるコンテンツ
(サッカー代表戦とかニュースとか)以外は、
前のめりになって見たいものではなくて
ぼんやりとしながら一方的に情報を与えてくれるコンテンツが
心地よい時代になった。
つまり、視聴者がテレビを見たい時は肩の力を抜きたいとき。
一生懸命見たいものではない。
なのにテレビを作っている側は(昨今、テレビにやれることが
限られて来ている時代だからこそ)少しでも面白くしようと
必死になってこねくり回して、ついつい見る側からすると
疲れる番組を作ってしまう。
例えるなら、お客さんは「素材のうまみ」を期待して来ているのに、
飲食店側が張り切りすぎて衣を付けて揚げてみたり、味の濃い凝った
ソースをかけちゃったり…そんな状況。
この作り手と視聴者のテレビに求めるモノの差が「過剰演出」を
産んでしまい、ますます視聴者がテレビ離れしていくという
悪循環の一端を担っているように感じる。
あのテロップごてごてな演出とか、忙しいスイッチングとか
今の時代誰が求めてるの?
バラエティなんてなんとなく点けて“ながら”で見たいものであって、
凝った演出なんかただの作り手のマスターベーションでしかない。
これ、インターネットが登場してしまったことにより、
決して逆行することはない流れなので、受け入れて
先に進まなくちゃいけないんだけどね。
現場はまだまだ時間がかかりそうだなぁ、と感じる。
June 18, 2013 | 固定リンク
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