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先人たちの教え
ちょっと真面目なお話。
30代…しかも後半になってやっと「先人たちの教え」をタイムラグなしで
理解できるようになった。
人生や仕事ノウハウの指南書的なものがとても面白い。
きっと僕の中にそれらをリアルタイムに解読できるだけのデータベースが
この年齢になってようやく整ってきた、っていうことなんだろうと思う。
そういえば芸人時代、ネタ見せでダメ出しをしてくれる演出家さんや
事務所の人の言うことが全然理解できなくて意固地に自分を
通していたのだけれど、辞めて作家になってから理解できたことが
たくさんあった。
それに気がついて当時の自分を反省するとともに、なぜ演出家さんも
素人に毛が生えたような新米芸人に対して、あんなに専門的な単語と
経験則の上に成り立つ感覚的な言い回しなんかでダメ出しを
してたんだろうか?という疑問が残った。
近年僕も事務所の若手芸人のネタ見せを担当することが増えたので、
それを思い出して少しでも【平たい言葉】で、そして【論理的】に
説明することを心がけるようにしている。
それと同様に「先人たちの指南書」も、これくらいの経験を積まないと
スッと入ってこないような書き方をしているものが多いっていう
ことだろうと思う。
よく馬鹿の一つ覚えみたいに先人たちは「本を読め、本を読め」と
言うけれど、読んできちんと消化できるようになるには個々人の中に
それなりのデータベースが必要になる。
ひとりひとりに教えることをめんどくさがって「本を読め」なんて
やっつけかたをするからには、まずあんたたちが
「学生レベルでも消化できるように書け」と感じた。
そして「先人たちの指南書」を中学生くらいにも分かる
言葉とロジックで「超訳」した本のシリーズが出たら
今の時代すごく需要があるんじゃないかな?と思いついたけど、
完全に『もしドラ』だった(笑)
April 23, 2014 | 固定リンク | ()
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