41歳になりました。

TwitterやFacebookでたくさんのお祝いメッセージをいただきました。
ありがとうございます。

加えてありがたいことに、最近あちこちから新しい仕事のお話をいただきます。

VRヘッドセットでCGの世界に入り込むのも、モーションキャプチャーでアニメという
デジタルな皮を被った着ぐるみショーをやるにも、CGアニメの技術進歩がもたらす表現は
ますますリアルな「演劇」に近づいています。
おそらく今後、“アニメ文化独特の誇張表現”と“演劇”の双方を勉強した人にしか
CGアニメの演出はできなくなるのではないかと思います。

僕がアニメを好きだったことや、
生の舞台を出演者としても裏方としても経験したことや、
なおいえばテレビバラエティでマス向けの番組制作を経験したことは
ほんとにほんとにたまたまなんですが、そんな僕がまったく関係のなかった
「CG」という世界の技術進歩に迎え入れられているという奇妙な感覚・・・。

かなり大げさな言い方ですが、長い人生の中でこんなに
「時代に歓迎されている」なんて気分にさせてもらえるタイミングはそうそうないと思うので、
（たとえ多少周囲と摩擦を起こしても）今はなりふり構わず伸びれるところまで
自分を伸ばしたいと思っています。
それを【41歳の目標】にしたいと思います。

ますます扱いづらいアニメ監督になりそうですが、今後とも何卒よろしくお願いいたします。