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娯楽産業は「やりたい仕事」じゃなくちゃいけない
20代の頃は、芸人っていうもっとも激しい競争社会と、
社員がほとんど顔を出さないカラオケ店のアルバイトっていう
とにかく楽な仕事の、かなり両極端な環境で働いていた。
自分がやりたいと思ってやっている仕事ではどんなに小さいことでも
結果を残せることが嬉しくて自分から率先して頑張ったし、
お金のためと割り切っている仕事ではいかに楽をして
少しでも多くのお金をもらえるかしか考えなかった。
そのどちらも同時期に体験させてもらえるなんて、
今思えばとても良い経験をさせてもらったと思う。
当時は自分が会社を作ることなんてまったく想像してなかったけれど、
娯楽産業で働く人は絶対に前者の環境&スタンスじゃなくちゃいけない。
非・生活必需品である「娯楽」は、たとえ無くなってもお客さんが困らない。
なのに厳しい競争社会でありつつ、その中で「感動」してもらえるものを作り上げないと
お客さんに財布の紐を緩めてもらえないという、
圧倒的に【消費者優位】の特殊な業種だからだ。
そこに提供者側の都合なんてものは一切加味してもらえない。
なので、ちゃんと各々が「夢を持てる」&「結果が出せる」環境を、
働く全ての人に用意できるかどうかが経営者としてはとても重要なポイントだと感じた。
October 29, 2016 | 固定リンク
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