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『ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代』拝読中
爆発的にヒットするかもしれない「革新的なアイディア」に対して【管理職】と【ユーザーから任意で選ばれたモニター】はそれぞれ、アイディアの実際の市場価値よりも否定的な判断をしやすい、っていうことが研究データで出ているとのこと。
どちらもリスク回避バイアスがかかって悪い部分を探すマインドになってしまうためらしい。
一方、逆に【企画発案者】は実際の価値以上に自信を持ってしまう傾向があるとのこと。
これはよく分かるなあ…「新しい」ってことにテンションが上がってしまってニーズを見誤ることがあるためだろうと思う。
で、これが「革新的なアイディア」に対してプロジェクトチーム内で大きな温度差を生んでしまってうまくいかないことが多い原因らしい。
では「革新的なアイディア」は実際に世に出すまでその正確な価値は誰にも分からないのか?
その研究データによると、もっとも正確に「革新的なアイディア」の価値を理解してマーケットの反応を予想できたのは【同業の他のクリエイターたち】だったとのこと。
「当事者ではない専門家」が最も客観的に価値を判断できるのだそうだ。
つまり管理職も発案者も「革新的なアイディア」はチーム外の同業クリエイターたちにその価値をヒアリングするのが良いとのこと。
これ、よくよく考えてみれば当たり前だけど意外と盲点かも…
同業者への情報の流出を恐れるな、ってことだもんね。
July 12, 2021 | 固定リンク | ()