松本大洋「ZERO」


このエントリーをはてなブックマークに追加

ここからちょっと広告です。

広告は以上です。

松本大洋の出世作は何でしょう? 「鉄コン筋クリート」だとか「ピンポン」だとか色々意見がありますが、僕が最初に脳みそをガツンとやられたのは、やはり「ZERO」です。

主人公は、10年間ミドル級のチャンピオンに居続けているボクサー。彼のせいで、ミドル級王者の座は聖域と可しています。
彼はあまりにも強すぎるのでまともな相手がおらず、孤独です。彼が欲しいのは、名誉でも、お金でも、タイトル保持の記録でもなく、ただ自分と同じ高みで遊べる=戦える相手だけなのです。
そんな彼の前にようやく現れた、彼と同じ匂いを発する挑戦者。10歳若い彼に未来を託し、自分は引退する覚悟で、主人公はリングに上がりますが…

松本大洋は、スポーツ選手を大変に尊敬している方です。肉体と精神を極限まで鍛え上げた者だけが目にすることができる高み、その視点に憧れているのだと思います。
「ZERO」は、そんな作者の思いがいっぱいにつまった名作です。1コマ1コマが芸術的な格好よさと孤独と狂気をかもしだしています。僕は第1話を見たその瞬間から脳みそを打ち抜かれました。

花は散るから美しいのです。散らない花の辛さを、見事に描き出しています。

未読の方は幸せです。今から「ZERO」を初体験できるのですから。
全2巻で大変読みやすいです。ぜひ手にとってみてください。

zero1.jpg  zero2.jpg
↑クリックすると購入できます。

Ads by Google

コメント

コメントは、Twitterやはてブに、以下のボタンから本記事のアドレスつきでツイート/ブクマしていただくと、上にあるzenbackのウィジェットに反映されます。
  このエントリーをはてなブックマークに追加
または同ウィジェット内のFacebookコメントでお願いしますー。

Facebookのシェアは……されても誰だかわからないのですが、シェア自体は嬉しいので、下にボタンを置かせていただきます。よろしくお願いします。