今日、青山円形劇場で、以前書いた「スピリチュアルなタップダンサー、熊谷和徳(KAZU)」で紹介した熊谷和徳さんの初ソロライブがあったので、見てきました。
MTVアンプラグドのような、KAZUさんを客が取り囲んで見るタイプのステージ。ほぼ満席で、熱気に溢れていました。
ライブ自体は……マジ半端ない! タップっていうのはこのくらい格好よくてストリート感覚に溢れたものなんだ、と、改めて感動しました。
特に、闇の中、キャンドルアーティストCandle Juneの蝋燭で囲まれた、コタツぐらいの広さの空間で、一人リズムを刻むシーンは格別。ストイックで神聖な空気が漂うような、特別なひとときでした。
僕もちょこちょことタップをはじめていますが、このレベルに少しでも近づくのに、あとどれくらいの練習が必要なのか……果てしなく遠いように感じますが、一方で、頑張ればああいうノリを身につけることもできるのだ、という元気も湧いてきます。
それと……今回のライブは、色んなものに捧げられていました。一緒にステージを作り上げてくれた仲間たち、9.11からはじまる争いの犠牲者たち、故人となった恩師たち……全ての音が、自分ではない何かのために鳴らされていました。最近僕の周りは、ビジネスっぽい話ばかりだったので、このようなピュアでアーティスティックな感性と対面して、ショックを受け、かつ心地よい気分になりました。自分の原点も見つめなおすきっかけになりそうです。
こんなライブが見れて良かった。みなさんも、タップやってみませんか?
次回は6月に、パルコ劇場でやるそうです。みなさん要チェック! 今回のライブチケットは即効で完売していたので、6月のチケットも早めにお取り置きください。
それと、以下のサイトで、KAZUさんのパフォーマンスとインタビューの動画を配信しています。ぜひ一度見てみてくださいな。
Kazu Kumagai -Tap Dance Hoofin' is My Music-←リンク切れになったので削除
TAP THE MUSIC
熊谷和徳
定価2,940円