こんにちは、ことりちゃんです。
今日、
「お前みたいな『永谷園のお茶づけ海苔』の食べ方をする人間など、この地球上にいやしないさ、アハハ!」
と言われたので、藁をもすがる思いで同士を募集したいと思います。
僕の『永谷園のお茶づけ海苔』の食べ方は、以下のとおりです。
1.ご飯(たいていは、玄米または古米)の上に、お茶づけ海苔をふりかける。2.ご飯をやさしく混ぜて、お茶づけ海苔を全体になじませる
3.そのまま食べる。うめー! 書いただけでよだれ出てきた!
こんな感じです。
「あれ?」と思いましたか? 「あれ? お湯やお茶はかけないの?」と。
ええ、かけません。かけませんとも。
もちろん、「お茶づけ海苔はお茶またはお湯をかけて、はじめてお茶づけ海苔といえるのではないか」という疑問は、当然だと思います。僕だってこの食べ方をしたのは、ここ数年の話です。それまではちゃんとお湯をかけてました。
しかし、僕はこの「お湯なし」を経験してしまい、もはや後には戻れなくなってしまいました。だって聞いてください。だいたい昔から、意識の奥のほうでちょっと思ってたんですよ。「永谷園のお茶づけ海苔は、ちょっとお湯がヌルッとするところが気持ち悪いよね」って。それに、お湯の量によっては、せっかくのお茶づけ海苔の味が、ほど悪い加減で薄まってしまい、食べ終わった後もイマイチ「お茶づけ海苔を食べた感」がない。
僕は「永谷園のお茶づけ海苔」の味を、心ゆくまで楽しみたいだけなのです。そしてある日、「お湯沸かすのめんどくさいから、ふりかけみたいにして食べちゃえ」と思って、お湯ナシでお茶づけ海苔を食べてみて、
と思ったんです。普通のふりかけよりも味が濃くなる。お湯のヌルヌル感もない。あられのサクサク感も、海苔のパリパリ感も心地いい。
こうして僕は、一線を踏み越え、善悪を超えた彼岸へと突入していったのです。もはや「お湯をかけよう」などという意識はこれっぽっちもありません。
「え? なんでお湯かけんの?」
くらいの感覚です。
永谷園で働く人々の「僕らが汗を流して作ったこのお茶づけ海苔に、熱いお湯をかけて、ハフハフと美味しく召し上がっていただこう」という想いは、僕の眼前で踏みにじられ、嘲られ、忘れ去られていきます。そして今日も僕は、お湯をかけず、愛おしく優しく、ご飯と永谷園のお茶づけ海苔を混ぜるのです。
どなたか、同好の士はいらっしゃいませんか(泣)?