僕が、とにかく笑いたくなったとき、必ず読み返す本を紹介します。
電気グルーヴのメロン牧場―花嫁は死神
電気グルーヴ (著)
※続編が出ました。1日1ページみたいな感じで、大事に大事に読み進めています。
一応テクノ系の音楽ユニットとして認知され、「シャングリ・ラ」というヒット曲も出している彼らですが、僕はその真骨頂は2人のトークにあると思っています。
その面白さが爆発しているのがこの「メロン牧場」。ぶっちゃけ、全ページ笑いっぱなしです。僕の場合は特に面白かったところの端っこを折って、後々の検索性を高めています。けど全体の半分くらい折られてるから、意味なくなってます……
この2人、とにかくトークのセンスが抜群です。ちょっと、パソコンっぽいところをひとつ抜き出してみましょう。
卓球:「逆に人生としておもしろくないと思うんだけどな。子供の頃から野球選手を目指して野球選手として大成するってのはさ。その生きざまにバグがないじゃん」
瀧:「辞めた時からだよな、バグは」
●辞めたスポーツ選手のバグってすごいよ。
瀧:「しかもかなりいい大人になってさ」
卓球:「お前みたいにずーっとバグりっぱなしっていうのもあるよね(笑)」
瀧:「マジで。文字化けしたままずーっと来てるから」
卓球:「(笑)見たことない文字がズラーッ」
瀧:「でもハッと気付くと一部だけ読める文章があるんですよ」
卓球:「それ余計に怖い(笑)」
瀧:「『ヤバい! これ読めてるぞ!』」
まりん:「あはははは」
電気グルーブが解散すると聞いたときは、この「メロン牧場」の連載が終わってしまうことを、まずまっさきに心配しました。
でも彼らが「トークユニットとしての電気グルーブは存続するから(笑)」と言っていたので、安心したのを覚えています。
彼らもすっかり判ってるんですね。
この本は、僕の精神に多大な影響を与えてしまいました……もう何度も読み返してボロボロになっているので、そろそろ買い換えなくてはいけません。かなり昔に出た本ですが、みなさんもとりあえずお手元に持っておいてはいかがですか?
ハルカリミックス
HALCALI