ワヤン、たぶん、写真とかでは一度は見たことがあると思います。
影絵で使うような人形を使って、教訓のあるお芝居をします。
大抵はガムランという民俗音楽とセットです。
演じてくれたのはクルタクルティ。
5、6人ぐらいで、ガムランをガンガン演奏し、影絵芝居は1人でやります。1人で何役もこなす感じ。
ガムランの音が素晴らしかったです。鉄琴やスチールドラムのような金属音が重層的に響きあって……
また、影絵人形の出来も異常にカラフルで凝ってました。本場ジャワ島では、影の方は見ず、人形を直接見る方が多いそうです。
演目はマハーバーラタの中から「アリンビの結婚」。物の怪の娘が人間の男に恋をする、という話です。
随所に現代的な笑いを混ぜ、軽い仕上がりの親しみやすいストーリーになってました。
終わったあと、楽器や人形を触らせてもらいました。
楽器が楽しくてずっと叩いていました。後で周囲に聞いてみると、「小鳥さんが何やら盛り上がっている」と話題だったらしいです。
クルタクルティはアマチュアの団体ですが、結構あちこちでワヤンをやってるようです。
それと、結婚式や学園祭への参加もしたいとのこと。
詳しくはホームページを見てください。
とても南国な感じで、楽しめました。インドネシアの方は行ったことないんですよね。何か呼ばれてる気もするので、行ってみたいです。
なお、これは「脳の右側で描け」のアート&ブレイン夏の恒例で、もう3回目だそうです。なんかアート&ブレインって、国内外のこういう伝統芸能系と繋がりが深いんですよね。
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