ネットに関連してると言えばそう言えなくもない夢を見ました。
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夢の中で、僕はファーストフード店でバイトをすることになっていました。
でも、入ったばかりで、まだそこでの仕事が生活に溶け込んでなかったため、ダンスの練習が忙しくて忘れてしまったり、ついうっかり忘れてたりして、気がついたら1ヶ月半くらいサボッてることになっていました。
ある日、ふとそのファーストフード店のことを思い出し、恐れおののきます。
このままずっとばっくれてようか、とも思ったのですが、いや、ちゃんとケジメをつけないといけないと思い直し、おっかなびっくりその店へ足を運びます。
店はちょうど閉店時間でした。
1ヵ月半ぶりに顔を出すと、店長が、怒りを押し殺した、異常に冷めた目で僕を見ています。
そして、僕の目の前に立ち、
「おまえ、今さら何しに来たの?」
と吐き捨てました。
店長が怒るのも無理はありません。入った直後に1ヶ月以上サボったと思いきや、またノコノコと顔を出しに来たのですから。
あまりにも気まずい時間。蚊の鳴くような声で「申し訳ございませんでした……」とだけ言って押し黙っていると、店長がこう言いました。
「あのさ、こういうとき、どのサイト見たらいいか、常識で分かってるだろ? お前の処遇についてはWhoTubeにアップロードしておいたから、そのビデオメッセージを見ろよ」
そのとき僕はWhoTubeのことを思い出したのです。そうそう、最近は面接結果や、人事査定や、その他何か、上司や先生や管理部門からコメントがあるときは、だいたいWhoTubeにビデオメッセージがアップされて、いつでもどこでも好きなときに見れるようになってるんだよな、忘れたよ。
僕はさっそく、携帯でWhoTubeにアクセスし、自分の名前で検索します。すると先ほどの店長が全く表情のない顔で、
「クビだ。二度とその面を俺に見せるな」
と言ってる映像が出てきました。そして僕はこの瞬間、仕事と、収入と、家賃が払えないから住むところと、今日の食べ物など、何もかもを失ったのです。
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妙に辛い夢でしたが…人の名前が検索トリガーになっているWhoTube、というのは、もしかしたらこれを読んでる誰かのアイディアの種になるかもしれないので、一応ここにしたためておこうかと思います。
ダーウィンの悪夢 デラックス版
出演: ドキュメンタリー映画 監督: フーベルト・ザウパー