中2病の発病の瞬間を、かいま見たのかもしれません。
先日のある日の午後、タリーズコーヒーにいたら、隣に、男子中学生2人組みたいのが座ってきたんですよね。
普通程度にはモテそうな子たちでした。細めでジャニーズ風の髪型。首にチェックのマフラーとか巻いてました。
2人は、何やら深刻に話し合っています。
1人が悩んで、もう1人が話を聞いてあげている感じです。
悩んでいる方は、ため息をついたり、ときどき脱力したようにソファにもたれかかったりしていました。
しばらく無視していたのですが、何しろ隣で、しかもあまりにも深刻げな様子で、ついつい会話が聞こえてきてしまいます。
男子A:「……だって、初詣のときもメール来なかったし」
男子B:「親といるからじゃね?」
男子A:「でも○○△△(聞き取れず)」
男子B:「……今メールしてみたらいいじゃん。大丈夫だって」
ここで男子Aが、両手で顔をおおい、うなり泣き崩れるように、こうつぶやいたのです。
男子A:「……ダメだよぉ……アイツが朝だとすると、オレは夜なんだよぉ……夜なんだよぉ……」
聞いてるこっちが耳まで真っ赤になるほど恥ずかしいセリフだったのですが、聞き役の男子の方が、さらに追い討ちをかけてきます。
男子B:「……夜じゃネぇよ。おメえは、夜明けだよ……」
お前らタリーズから出て行ってください。ホントに仕事になりません。
もしこの会話を録音しておいて、20年後の彼らに聞かせたら、確実に彼らを精神崩壊まで追い詰めることができるんでしょうね。
中2病って恐ろしいなあ。僕も今これを書きながら、自分に発症した中2病をいくつか思い出して、昔の事ながら死にそうになっています。
死ぬかと思った
林 雄司
実は僕も出たことあります。
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