というのは大げさですが……
渋谷パルコパート1のパルコファクトリーで
3月16日まで行われる、
「うるまでるびの展覧会『ア・ラ・モード』」
のレセプションパーティにご招待いただきましたので、
行ってきました。
会場に入ってみたら、入り口にいきなり、
おしりかじり虫の巨大フィギュアがありました。
昔うるまでるびさんたちと
オーブン粘土でフィギュア作ってたとき、
オーブンで粘土を過熱しすぎて、
フィギュアを大炎上、
フロア中に異臭を漂わせてしまったことを
思い出しました……
その節は大変申し訳ございませんでした……
今回は、おしりかじり虫だけではなくて、
うるまでるびの作品が一同に会しています。
例えば……
その他にも、
今まで作られた大小無形のキャラクターたちや、
ほぼ日など各所での連載も大集合しています。
今回発見したものの中では、
僕は、以下のが好きでした。
どうしても、
ダークなものや、
小さくて可愛いものに、
目が行ってしまうんですよね……
下のお2人は、うるまでるびさんです。夫婦。
今回の展覧会は、新たに書き起こしたものの他に、
今までの作品の掘り出し作業も行いまくったそうです。
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さて。
僕は、うるまさんとでるびさんから、
仕事のやり方の基本スタイルについて
教えていただいたと思っています。
あれはニフティで、
「InterPot」というゲームのプロジェクトを
担当していたときのこと。
当時僕はサポートから企画に異動したばかりで、
サービスを企画運営するためのノウハウやコツが、
まるで判っていませんでした。
InterPotは、ニフティと
うるまでるびさんと開発会社であるQuteの
共同プロジェクトという、
初心者な僕には複雑すぎる体制を取っていました。
パワーバランスも取れていませんでした。
ニフティは他2社(者)に比べると、
あまりにも巨大です。
なので、ボーッとしてると、
すぐにニフティの発言権が強くなってしまいます。
うるまでるびさんは、そんな状況の中で、
何がOKで何がNGか、
どう進めるか、
誰が何について決めるか、などについて、
的確にディレクションしていました。
クリエイターと仕事がしたい、または
自らもクリエイターでありたいと思う僕にとっては、
両方の立場を学べる絶好の機会でした。
学んだことは多々あります。
例えば……
- クリエイターに過剰なリスクを背負わせない
クリエイターに「限られた予算と期間内に、できるだけ良いものを作る」という以外の余計なリスクを背負わせない。IT業界にありがちだが、例えばギャラを広告のレベニューシェアで代替することを強要するなど。 - 忙しいときほど、間違えないよう気をつける
間違えると差し戻しが発生し、ただでさえ足りない時間がもっと足りなくなる。 - ディレクターのビジョンに従う
船頭は極少数に。他の人はディレクターの考えや感性をできるだけ理解し、それに沿ったものを提案したり製作するよう努める。IT業界ではありがちだが、いくら面白くても、ディレクターの感性と全く違うものを強要したりしない。 - ビジョンを明確に伝える
自分がディレクターのとき、ビジョンがいつも明確でないと、四方八方から提案されるアイディアに翻弄され、どんどんサービスのキレがなくなっていってしまう。 - 他人のビジョンを面白がる
自分がディレクターのとき、他の関係者も楽しくそのプロジェクトに参加させていく。 - 感情を爆発させず、そのエネルギーをアイディアに昇華する
感情がぶつかりだすと始末に終えないので、その前に冷静になって、そのエネルギーを、より生産的な解決方法を思いつくことに使うと吉。
うるまでるびさんは、
ずっと2人でイラストやらアニメやらゲームやらを
作り続けています。
それは、
- 自分がしたいことをやって
- それをどう飯の種に繋げていくか
一見、矛盾するようなテーマを
諦めずに統合していく
飽くなきチャレンジでもあります。
その秘訣ってなんなんでしょうね?
おしりかじり虫の尻をじっと見てれば、
知りたいことが書いてあるのかもしれないですね。
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R・フルガム (著), 池央耿 (翻訳), ロバート フルガム (著), Robert Fulghum (著)
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