「DENPA(電刃)」っていうイベントが盛り上がってるらしい、とDIGITAL DJさんに聞いたので、先週末一緒に行ってきました。
DENPAは、「アニメとファッションとエレクトロの融合」をテーマに、2ヶ月に1回くらいやっているクラブイベントです。
詳しい説明はDIGITAL DJさんの記事を読んでください。
僕は自分の感想だけ書くと……
ここ数年でブッチギリナンバーワンの衝撃でした。
「どうなってんだこれ!?」
と声に出して驚愕したほどです。
金曜真夜中の、青山骨董通り沿いのクラブで、
オタク系の子と、
アパレル系の子と、
両方のハイブリッドの子が、
渾然一体となって、
アニメやゲームやニコ動やVIPのネタで、
狂喜乱舞して拳を突き上げ、踊り狂ってるんですよ。
昨今のクラブの、
「いい音楽を聴いていい気分になって盛り上がる」
みたいな風潮をあざ笑うかのように。
とりあえず渾身の力を込めて
3分弱の短いムービーを作ったので、
音つきで観てください。
少しは気分を共有できると思います。
あと写真。
電池の関係で、ほとんど撮れなかったんだけど……
すごく新しい。そして本物くさい。
文化を作るとか、関係ない。
グローバルに通用するとか、関係ない。
ビジネス的に成立するとか、関係ない。
他者に理解されるとか、関係ない。
内輪だけでこもるとか、関係ない。
そんなの何もかも全然関係なくて、ただ自分たちが普段好きなもので盛り上がる。
それがたまたま、アニソンやゲームミュージックやネットのネタだったというだけ。
アニオタってキモいとかそういう評価は、とうの昔に軽々と飛び越えている。
ここでは、コスプレイヤーがドラッグクイーン的にイベントの華となり、
アニソンがみんな知ってる名曲として盛り上がりに使われ、
ネットのネタ画像がクールなVJ用素材となり、
エロゲーのシナリオが共通言語として知らない人同士の会話のきっかけになる。
新しいものは常に周辺から生まれ出ると、一般論ではよく言いますが、それの強烈な具体例を目の当たりにした気分です。
熱気にすっかりやられ、今でもドキドキがやみません。
これだけオリジナリティに溢れたクラブイベントは世界中探しても珍しいのではないでしょうか。
日本のクラブカルチャーの未来は明るいなあ、と、嬉しくなりました。
はてしない物語
ミヒャエル・エンデ (著), 上田 真而子 (著), 佐藤 真理子 (著), Michael Ende (著)