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2005年9 月22日 (木)

「いいとも」生放送中に珍事発生

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 フジテレビの看板番組「笑っていいとも!」(月~金曜、正午)の生放送中、司会者のタモリ(60)に観客席から質問した男性が退席させられるハプニングが21日、起きた。いきなり「番組は年内に終了するんですか?」という予定外の質問をぶつけられ、タモリが失笑。退席後、番組サイドが男性の席にくまのぬいぐるみを置く緊急措置をとった。この日で放送5887回を迎えた長寿番組で前代未聞の騒動だった。  今年10月で開始から丸23年を迎える長寿番組で「過去にはなかったと思いますが…」(フジ広報担当者)という珍事が発生した。騒動は、定番コーナー「テレホンショッキング」で起きた。ゲストの山崎邦正(37)とタモリがトーク中に、観客席から「いいともが年内に終了すると聞いたのですが、本当ですか?」との質問。タモリは「聞いてないですよ」と冷静に反応。同じ男性が間髪入れずに「終了するって本当なんですか?」と繰り返したため、スタジオは“微妙”な雰囲気に包まれた。

 普段から、タモリが観客に突っ込みを入れたり、会話をしたりする光景はよく見られる。しかし、この日だけはスタッフが騒動の男性客に退席を申し入れた。CM明けには男性の姿はなく、席にクマのぬいぐるみが置かれ「あの人、クマに変わっちゃった」(山崎)とギャグにして、放送を乗り切った。

 クマのぬいぐるみは、他局の日本テレビで1960~70年代に一世風びした幼児番組「ロンパールーム」の手法。言うことを聞かない子どもを退場させた時のきり返し技として伝説化。今回、スタッフがこれをまねて機転を利かせたようだ。

 同局では「進行業務の妨害ということで、CM中に話し合い、ご理解いただいた上でご退席いただいた。ぬいぐるみはたまたまそばにあったので使ったようです」(広報担当)と説明。観客は番組HPなどで募集され、高校生不可で18歳以上なら誰でも申し込める。

 生放送ならではのハプニングだが、坪田譲治プロデューサーも「番組は1万回を目指してまい進中ですから、終了はしませんよ」とコメント。この日ばかりは、笑って「いいとも!」とはいかなかったようだ。



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