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2005年10 月15日 (土)

国勢調査票:焼却男性、回収難しくストレス…辞めたかった

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 茨城県坂東市の国勢調査員の男性(66)が回収した調査票などを燃やした問題で、男性は毎日新聞の取材に応じ「居留守を使われるなど回収が難しくてストレスがたまっていた。市に『調査員を辞めたい』と言ったのに、しっかり対応してもらえなかったのも許せなかった」と動機を話した。

◇反省の念、今もなし

 男性の地元では、住民が持ち回りで国勢調査員となっている。男性は国の他の調査を担当したことはあるが、国勢調査は初めてで70世帯余りの団地を任された。マニュアル通りに「1週間後に回収にうかがいます」という手書きの不在連絡票を作り早朝・夜間の訪問を続けた。しかし、約2割がどうしても回収できなかった。「あきらめて帰ろうとすると、入れたばかりの連絡票を取る音が聞こえたりしてやりきれなかった」と言う。

 10月6日午前8時45分ごろ、市企画調整課に電話で「調査員を辞めたい。すぐに調査票を取りに来てほしい」と訴えた。職員は「分かりました」と答えたが、3時間近くたっても来なかった。職員が同姓の別の調査員と間違えたためだったが、男性は「取りに来る気がない」と感じたという。

 その後、男性は玄関先でたき火をし、回収した約60通の調査票、調査員証、腕章を焼いた。「回収済みの調査票には個人情報が含まれている。市が取りに来ない以上、燃やすしかなかった」と釈明する。市に対しては「説明会やマニュアルの内容が現実と合っていない。国勢調査を知らない人や居留守を使う人を相手にしている調査員の苦労を分かってほしい」と訴え、反省や後悔の気持ちは今もないという。

 同市企画調整課は「正午には到着しており、対応が遅かったとは考えていない。悩みを抱えた時点で連絡をもらえれば、事前に対応できた」と話している。総務省は「既に調査員を解任した。法的措置を取ることも検討している」と話す。【栗本優】



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