asahi.com:伊サッカー疑惑 スポーツ裁で審理開始�-�国際
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伊サッカー疑惑では、ユベントスのゼネラルマネジャーだったモッジ氏らが自チームに有利な審判をするよう主審らに圧力をかけた疑いが出ている。地検が盗聴捜査したモッジ氏らの電話の会話内容がメディアに漏れ、八百長以外にも不正な会計操作や選手の違法賭博などに広がっている。
今回、スポーツ裁へ起訴された26人はスポーツの不正行為を禁じ、公正さを定めたFIGC規約違反の罪に問われている。地検による刑事責任を問う捜査とは別扱いだが、同裁が「クロ」と認めたチームにはリーグ降格や優勝タイトル取り消しなどの罰が下される。
審理は29日に開廷した後、7月3日まで休廷に入った。FIGCは欧州サッカー連盟による来季リーグ組み合わせに間に合うよう作業を急いでおり、W杯決勝後の7月10日に裁定が下る。控訴期間を経て同20日までに確定する見込み。
チーム関係者が最も恐れているのが、リーグ降格処分だ。最悪の場合、ユベントスは来季にセリエAからC1(3部)へ、他の3チームはB(2部)へ降格する可能性もある。「勝ち点を大量に減点されても、罰金が高額でもいいから、なんとかAにとどまりたい」というのが本音だ。