プリンセスの価値 : Catpaw.info
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それを思うと雅子さんの苦悩は計り知れないものがある。やはり国民に飼われている立場の公務員出身といっても、皇族と外交官じゃもっている権力がまるで違うし(今の時代、本当の意味で国を思うままに動かしているのは官僚だし)、仕事ができることが自分の存在意義だった彼女がまるで乳牛のような扱いを受けることは、たまらなく辛いだろうな。でも自分で選んだことだし、なんと言っても皇族、とくに天皇の血筋を守る皇族は国民のペットのようなものなのだから、本当だったら宮内庁のお歴々は、男を生めない雅子さんを切り捨てたいくらいの気持ちなのだろう。皇室に入るのに大きな代償を払うこともなく、姑にも愛され、男でも女でもぽこぽこと子供を生める義妹を前にして、一般社会であれば明らかに価値が上の女だったはずの雅子さんはどんな気持ちなのだろうか。そりゃ心を病む気持ちも分かる。皇太子と結婚なんて、しなければよかったのに、と今さらながら思うけど、天皇夫婦の次に飼い殺し度の高い皇太子としては、「恋愛結婚」だけはどうしても、譲れなかったのだろうな。彼が望んだたった一つの自由が、この世でたった一人愛した女をこうも不幸にするなんて。