asahi.com:女性記者射殺事件、チェチェン首相に疑いの目�-�国際
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今月18日、親ロシア派武装勢力幹部がモスクワでチェチェンの特殊部隊に射殺された。幹部は女性記者殺害事件で検察に証言する意向を示していたが、特殊部隊は「殺人容疑などで同氏を拘束する際、武器で抵抗したため射殺した」とした。
ノーバヤ・ガゼータ紙がカドイロフ氏の記者殺害事件への関与を指摘する記事を掲載したのは、この直後。チェチェンの別の親ロシア派武装勢力幹部が「カドイロフ氏の特殊部隊が自分たちを殺害するため派遣され、その一人がポリトコフスカヤさんを殺害した」と語ったと伝えた。
カドイロフ氏側は関与を否定するが、ロシア各紙は連日同氏への疑問を書き立てている。
射殺された武装勢力幹部は親ロシア派の中でアルハノフ共和国大統領に近く、カドイロフ氏と対立。ロシアの情報機関との関係が深いが、射殺直前には連邦保安局(FSB)が護衛を突然やめたとの情報も。女性記者殺害事件と情報機関の影がちらつくところが、ロンドンでのリトビネンコ氏「毒殺」事件と共通だ。