ITmedia News:ニフティあす上場…不人気ゆえの? 東証2部
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ニフティほどの有名企業が、東証1部ではなく2部に上場することのデメリットもあるようだ。2部上場となったのは、公募・売出価格の21万円に発行済み株式数をかけ合わせて計算した時価総額が478億円と、東証1部の新規上場基準の500億円に届かなかったためとみられる。
円崎氏は「(東証マザーズ、ヘラクレス、ジャスダックの)新興3市場の銘柄は流通株式数が少ないので、人気になれば株価も飛びやすい(急上昇しやすい)。また、東証1部に上場すると、自動的にTOPIX(東証株価指数)にも組み入れられるため、(指数先物との裁定取引をやっている)機関投資家らの買い需要がある。しかし2部の銘柄は株式数が新興市場より多いので値動きが乏しく、中途半端な存在になりがち」と語る。
公募・売出価格が上限の22万円で決まっていれば時価総額は500億円を上回り、1部に直接上場の可能性もあった。1万円の壁はあまりに大きかったようだ。