シラク前大統領を聴取へ、仏当局は押収文書に自信 : 国際 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
Link: シラク前大統領を聴取へ、仏当局は押収文書に自信 : 国際 : YOMIURI ONLINE(読売新聞).
「日本事件」「共和国大統領事件1」「同2」――。カナール・アンシェネの報道によると、仏情報機関の元幹部であるロンド将軍の自宅から既に押収された大量の文書の中には、そういう不審な題目があったという。
文書は、手書きやタイプ打ちの112枚で、その中に、シラク氏が旧東京相和銀行(現東京スター銀行)に開設した秘密口座に関する文書も含まれていた。シラク氏の友人、仏領ポリネシアのフロス前大統領のことを「秘密口座開設のカギを握る人物」としたロンド将軍のメモもあった。仏予審判事は22日、同将軍を事情聴取した。
同紙は、旧東京相和銀行の元会長が1996年、10億ドルをフランスに投資しようとした際、仏当局がこの投資に関して調査したところ、シラク氏の秘密口座を発見したとしている。その後、進展はなかったが、2001年9月、シラク大統領がロンド将軍に会い、秘密口座に関する情報を消去するよう依頼。この時、情報機関にあった情報は消去されたと見られるが、ロンド将軍は詳細なメモを取る習慣があり、自宅に保管していたため、疑惑が再度、表面化した。