asahi.com:「賞味期限短すぎる?」 政府内で議論始まる - 政治
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「賞味期限が短いので、業者が表示を偽装してしまう側面があるかもしれない」。首相は1日、岸田国民生活担当相を首相官邸に呼び、消費者の視点で政策を総点検するよう指示した際、そんな感想を口にした。
「まだ食べられるものでも、賞味期限を過ぎると捨てられる。ここを変えれば『もったいない』の精神を広げることにつながる」とも強調した。
食品の期限表示は食品衛生法と日本農林規格(JAS)法で定められており、「消費期限」と「賞味期限」の2種類がある。消費期限は製造日を含め、おおむね5日以内に品質が悪くなる食品につけられ、期限内に消費する必要がある。これに対し、比較的日持ちする食品を対象にした賞味期限はおいしく食べられる期限で、過ぎたらただちに食べられなくなるというものではない。
だが、「賞味期限を超えると食べられないと誤解され、捨てられる食品が少なくない」(農水省)。消費者の新鮮志向に応え、業者が実際に味が落ちる期間より短く賞味期限を設定する傾向もあるという。