Link: プラットフォーム戦争に参加できない日本のWeb2.0(前編)【コラム】�インターネット-最新ニュース:IT-PLUS.
一方、日本はどうか。
社会インフラとなりつつあり存在感を増すSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)のミクシィは現在のところウェブ全体から「閉じられて」おり、拡張性に欠けている。「Web2.0企業」と称して上場したベンチャー企業の多くは、プラットフォームへの挑戦すらしないまま株価低迷にあえいでいる。時価総額経営を標榜し、Googleや米国のネット企業のように多くのウェブサービスや企業を吸収していたライブドアが「国策捜査」によって事実上解体に追い込まれたのも痛手だった。
「Google八分」の恐ろしさを訴え、対抗のポーズを見せた経済産業省による「日の丸検索エンジン」プロジェクトの「情報大航海」は、針路が不透明なまま大海原に乗り出そうとしている。
百歩譲ってYouTubeのようにプラットフォーム企業に買収される企業すらほとんど存在していないのだ。結局のところ、Web2.0の本質といえる「プラットフォーム戦争」に日本が参加することはなく、ビジネスのゲームが終わろうとしている。