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2008年1 月17日 (木)

元麻布春男の週刊PCホットライン

Link: 元麻布春男の週刊PCホットライン.

 もともと、この主の軽量・薄型サブノートPCというのは、米国ではあまり市場が大きくない。だからこそ、ここしばらくはこのジャンルに製品を投入してこなかったハズだ。この主の製品が最も渇望されていたのは日本市場だと思われるが、バッテリ駆動時間より性能重視のCPUや、WiFi前提のコネクティビティなど、どうも日本の市場で求められているものと少し違うものがでてきてしまったという感が否めない。

 筆者は、どちらかといえばバッテリ駆動時間より処理性能を重視する、日本では異端に属する人間だが、その観点から見るとHDDが1.8インチな点が辛い。低電圧版CPUに1.8インチHDDという構成は、ThinkPad X41のパターンだが、現行のX60/X61でHDDを2.5インチに戻させた? 日本のユーザーの心をくみ取って欲しかったところだ。もう1つのオプションであるSSDは容量が足りない上、価格が跳ね上がってしまう。なお、メモリは2GB固定で増設はできない。どうも性能重視派にとっても、モビリティ重視派にとっても、微妙な気がするのだが、コアなMacファンにとってはモバイル用途にほかに選択肢はない、ということなのだろう。

 確かにMacBook Airは薄く、スタイリッシュだ。歴史上、最も美しいサブノートPCかもしれない。しかし、このデザインを実現するために失ってしまったもの、犠牲にしたものも少なくない。購入に際してはそこをよく考える必要がありそうだ。



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