広告β:「ブランディング」のすれ違い
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ネット広告というのは個人の具体的な購買にいかに張り付くかというところで既存メディアと差別化しているので、基本的にはディープなターゲティングと、購買になるべく近いところでの広告差し込みがポイントになってくる。
<略>
現場の例で考えてみる。ここにある商品Aがある。Aは定期的にキャンペーンを打っている。今年の夏はタレントBを使用し、さわやかに売り出した。ところが競合Cが癒し系で売ってきて、シェアをだいぶ奪われた。そこで秋から方針転換をして、癒し系の女優Dを使ってキャンペーンを張った。ただ、食い合いになってしまったという反省も含めて、来年の夏には洗練をテーマにすることにした。・・・極端な例だが、こういうことは起こりうる。何が起こるかというと、名前はみんな知っているのだが、人によって持っている印象が異なったり、時期によってころころ変わるためになんだかわからない印象になっていたりする。認知はあるがブランドになりきれない。