Link: asahi.com:長男「油使って火」 母親、腹部に深い傷 八戸・3遺体 - 社会.
「免許はいらないから、パソコンがほしい」。アパートの近所の人によると、逮捕された長男は以前そう口にし、小説家へのあこがれを語っていた。その一方で、家族は周囲に長男の暴力について相談を持ちかけたり、不安を漏らしたりしていたという。
中学校時代の長男について、複数の元同級生が「学校を休みがちだった」と話した。その一人によると、卒業式の日、初めて見る程度の関係だったのに、長男は式後の「打ち上げのカラオケ」にも同行、話すでも歌うでもなかったという。
また、現場近くで飲食店を営む女性(54)も「家にひきこもっていたようだった」と語る。たまに姿を見かけると、折りたたみ式のナイフをいじりながら歩いていた。女性によると、生前の母親から「奇声をあげたり、暴れたりすることがある」と長男をめぐる相談を持ちかけられたこともあった。
一方で、月に1回ほどは兄妹3人で店に食事をしに来ることもあり、女性は「仲が悪いとは思わなかった」と振り返った。長男はかつて「小説家になりたい」と言っていたことがあり、2カ月前に路上で出会った時も「小説を書いている」と話すなど、以前より話すようになっていたという。