Link: いつ、どこで毒物混入? 高濃度成分、皮に付着か.
▽流通ルート接点なし
メタミドホスが検出されたギョーザは、中国・河北省の「天洋食品」で製造後、冷凍、包装され、天津で船積みされた。
ただ、兵庫県で被害が出た製品「中華deごちそうひとくち餃子」は昨年十月一日に製造され、十一月二日に天津を出港、同月六日に大阪港へ入港。千葉県の製品「CO・OP手作り餃子」は昨年十月二十日に製造され、同月二十九日に天津を出港、十一月五日に横浜港へ入港した。国内の流通ルートに接点はない。
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メタミドホスは日本では使用が禁止され、一部の検査機関で試薬として使う程度。入手は極めて困難とされる。中国でも昨年一月以降、販売や使用が禁止されたが、ネズミや害虫などの駆除剤として広く流通しており、混入事故も後を絶たない。
昨年十二月に雲南省昭通市で即席めんを食べた小学生四人が駆除剤の混入で死亡している。
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千葉県警幹部は「(千葉のケースでは)包装に穴の形跡は確認されていない。当初から混入されたとみて製造過程、包装の両面で調べる」と話している。