こんばんは。ミミーです。
ゆーじさんのまねをして、ほんのちょっと精神世界。
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主に、宗教人類学者である著者が朝日カルチャーセンターで行った講義をまとめたもの。話題は、細木和子からギリシャ神話、確率論から宗教までと幅広く、面白く、読みやすいです。それでいて、人生をどう捉えればより幸せに生きられるか、表層的ではないヒントがちりばめられていました。
印象に残ったところ。
「人は自分自身が下した決断からはなかなか自由になれない。選択しないのも一つの手」
「人間の真の幸せとはいったいなんだろうか。(略)もしかしてそれは、複数の生を楽しむところにこそあるのではなかろうか」「決まりきった日常とは異なる多くの選択肢を持つ必要がある。自分を世界に開いてくれるものならなんでも受け入れるべきなのである」
「人は『よく考えればもっと違う人生があったかもしれない』というが、そんなことはけっしてないだろう。努力する人は努力するし、努力しない人は努力しない。努力して恵まれる人もいれば恵まれない人もいる。『もっと努力すればよかった』は単なる言い訳に過ぎない。いや、そもそも努力の問題なんかではなく、大事なのは潔さとかこころざしとか気持ちの問題なのである」
「人生ではだれの身にも起こることを不幸と呼んではいけない。だれもが年をとり、病気になり、死んでいく。それは生き物としてはごく当たり前のことであり、不幸でも何でもない。もしかしたら、それこそ持っているだけで安心できる最高の切り札なのかもしれない」
「われわれのこの世界には『偶然』がその構造の基底部に含みこまれている。しかし、それゆえにこの世界には(逆説的に)方向性が生まれるのである。けっしてランダムに動いているわけではない。もし偶然の力を最大限に生かすとしたら、『すべてはなるようになる』という柔軟な姿勢は不可欠であろう」
とはいっても、「思考は現実化する」「ひたすらイメージしろ!」と対極にあるわけではありません。 自然体なポジティブさが、私の波長には合っていました。
ミミーさんが引用しているところだけをよんでもなかなか含蓄はあるけれど、すーっと心になじみそうな気がしました。
私もチェックしてみます☆
投稿情報: ゆーじ | 2008年5 月29日 (木) 01時13分