すっかり久々の投稿になってしまいました!!シラヌイです。
すっかり久々といえば、本を積読しておくと、いざその本にたどりつく頃には
微妙にその本の旬というかタイミングが過ぎてることってないですか?
この本もそんな本かも…
ウォールストリート投資銀行残酷日記―サルになれなかった僕たち | |
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超一流ビジネススクール生で、これまた超難関の投資銀行インターンにもぐりこんだエリート二人。
これがまたまんまとだまされてそのまま投資銀行のアソシエイトになるのだけど
世界金融を動かすダイナミックな仕事とはほど遠く
求められるのはひたすら資料づくり。ワープロ課とコピーセンターをいかにうまくなだめすかすかに
神経をすり減らすという体たらく…みたいな。
似たような仕事をしている知人が
「ま、この仕事アナリストのうちの給料はマック以下だからね。」としみじみ言っていたのと同じような
ホワイトカラー版蟹工船っぷりがつづられています。
が、この著者の著述がかなりユーモアたっぷりなので(自分の過去の話なのに…)
すごい楽しめながらつるつると読めました。
なんだ、外資金融のきらびやかな世界でも、所詮サラリーマンはサラリーマンの哀愁なのね、みたいな。
にしても、この本を手に取った時点では(たぶん7月くらいか???)
世界経済がここまでになるとは思ってなかったし
リーマンがなくなっちゃうなんて想像もしていなかったし…。
そういう意味で、「本は旬のものを旬のときに読まねば!!」という
自省も促してくれた一冊です。
ま、でも、今あえてこれを読むと諸行無常が味わえていいかも・・・。
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