こんばんわ ゆーじです。
ちょっと間が開いてしまいました。
溜め込んだものを吐き出します!書いているうちにかなりの大作になってしまったのでご勘弁ください。
まずはこれ!
この本はわれらが師匠がブログで薦めていた本です。
読んで、愕然としました。
私の速読ってまさにわかったつもりだったんじゃないかと。
でも、そんな愕然とした自分も実は
「わかったつもり」
を
わかったつもり
になっただけなんじゃないかと考えこんでしまいます。
と、こんなことを意識しだすと、
表現は違えど、前提や固定観念系の思考についての文章が目に飛び込んできます
これはカラーバス効果なのか、話題のセレンディピティなのか?
たとえば、勝間和代さんの7つのフレームワーク
「水平思考力」の中に、誰かの肖像画という結構有名な問題があります。
肖像画を前にして男がこう言った。
「私には息子も兄弟もいないが、この人物の父は私の父の息子だ」。
肖像画に描かれていたのは誰なのだろう。
この問題の答えは、勝間さんの本やら、「ウミガメのスープ」やらを読んでいただくとして、
この問題を通じて、ヒューリスティクスという言葉が紹介されています。
ヒューリスティクスという言葉の意味はざっくりいうと、自分の持っている前提が、判断に大きく影響している、ということなのですが、まさに「わかったつもり」といっしょ。
あーゼロベースにならなきゃだめだ!と自分に言い聞かせてまた別の本を読んでいれば、こんなものが
大学教授の北岡元さんのところに以下のような記事がありました。
まず肯定的なインフォメーションで人は「とりあえずの結論」をつくります。
といっても、これは同じ量の否定的インフォメーションでは崩れず、何倍ものボリュームが必要になります。
なぜなら人間は、否定的なものよりも肯定的なインフォメーションを重視するからです。
こうやって、「とりあえずの結論は間違っていない」と盛り上がります。
これを「アンカリングのヒューリスティクス」といいます。
これを読んで、「おーヒューリスティクス」と私はなったわけです。
北岡さんは結婚相手を決める時を例え話として、
このヒューリスティクスという言葉を説明しているのですが、
これっていつも自分が言ってることじゃん、と蛍光ペンをがしがしに引いてしまいました。
私の話は残念ながら結婚ではなく、就職活動です。
就職活動こそ、このアンカリングヒューリスティックが大活躍するところです。
最近は3年で3割なんていわれるくらいなんで、
入社後のミスマッチを減らそうとして各社はネガティブな面も説明しようとしています。
でも、これって大半の学生にとって無意味なんじゃないかと…
というのも、まさに「アンカリングヒューリスティクス」
ほとんどの学生には、就職活動中、企業のいい面しかみえません。
間違いない!と勝手に断言します。
「海外」「経営企画」「マーケティング」「現場統括」「丸の内」 うーんかっこいい…てな感じです。
ちゃんとうちの会社も説明します。
「工場あっちいったりこっちいったり単身赴任ぐるぐるだよ」「暑いよ」「夜中呼び出されるよ」「田舎だよ」
でもこういうのすべて「やりがい」なんて綺麗な言葉に切り替わっちゃうんですよね。
あー若いってすばらしい。
それが、やはり入社すると、工場での下積み、地方暮らし、泥臭い営業
ギャップに苦しむわけです。
>学生の皆さん または 採用担当者の皆さん
就職活動前にこういう心理学をみんなで学ぶ機会を
持つようにしてはどうでしょうか?
より納得のいく就職活動が送れること間違いなしです。
と、話がどんどん展開していきましたが、
これらもすべて分かったつもりなのでしょうか!?
ただ、この「わかったつもり」にはこう書いてあります。
よりよく読む必要があるときには、まず自分は「わかっている」とおもっているけれど、「わかったつもり」の状態にあるのだ、と明確に意識しておくことが必要です。
まずは意識し始めたということで、ちょっと成長した自分を褒めてあげることとします。
ゆーじ
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